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免疫チェックポイント阻害薬投与後の1型糖尿病発症に関連する遺伝子の網羅的探索

Research Project

Project/Area Number 20K17533
Research Category

Grant-in-Aid for Early-Career Scientists

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Basic Section 54040:Metabolism and endocrinology-related
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

藤田 真吾  大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任講師 (40865979)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2022: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Keywords免疫チェックポイント阻害薬 / 1型糖尿病 / 遺伝子 / エクソーム解析 / 次世代シークエンサー / 網羅的解析 / HLA / 膵β細胞
Outline of Research at the Start

近年、悪性腫瘍に対し免疫チェックポイント阻害薬(immune checkpoint inhibitor:ICI)が広く使用されているが、一方で特有の有害事象 (immune-related adverse event, irAE)を認め、その中には1型糖尿病も含まれる。本研究の目的は、ICI治療を受けた後に1型糖尿病を発症した患者ならびに発症しなかった患者を対照に網羅的遺伝子解析(全エクソーム解析)を行うことで、ICIによる1型糖尿病発症に関わる遺伝的素因を解明し、ICI治療中における1型糖尿病発症予測に繋がる手法を見出すことである。

Outline of Annual Research Achievements

近年、悪性腫瘍に対する治療薬として免疫チェックポイント阻害薬(immune checkpoint inhibitor:ICI)が広く使用されるようになっている。一方で同薬剤の免疫機能を賦活化する働きにより特有の有害事象が報告され、その中で重要なものに1型糖尿病がある。自己免疫性1型糖尿病は細胞傷害性T細胞による膵β細胞の破壊性病変によりインスリンの欠乏が生じて発症する自己免疫疾患の一つである。1型糖尿病の発症には、環境因子だけでなく遺伝因子の関与も知られている。これまで免疫応答の中心的な役割を担うHLA遺伝子が1型糖尿病の主要な遺伝的決定因子であることが多くの研究で示されているが、1型糖尿病のかなりの割合が高リスクHLA遺伝子型を保有しておらず、HLAだけでは説明することが困難である。本研究の目的は、ICI治療を受けた後に1型糖尿病を発症した患者ならびに発症しなかった患者を対照に網羅的に遺伝子解析を行うことで、ICIによる1型糖尿病発 症に関わる遺伝的素因を解明し、ICI治療中における1型糖尿病発症予測に繋がる手法を見出すことである。 対象はA群:ICIによる1型糖尿病発症症例、B群:ICIを長期に投与された後も1型糖尿病を発症していない1型糖尿病非発症症例、方法としては全エクソーム解析を行うことでこれら2群の遺伝的素因の関与を評価する予定である。 A群において1型糖尿病発症に関わると考えられる共通する遺伝子変異を同定すること、ならびにA群とB群の2群間の遺伝的な相違を確認すること、によりICIによる1型糖尿病発症に関わる可能性のある遺伝子を明らかとしたいと考えている。現在、対象者の遺伝情報の抽出、2群の遺伝子の相違の有無を評価している段階である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

研究代表者が市中病院常勤医(特任講師を継続)となりデータ解析が思うように進みませんでしたが、一方で症例数は想定より多く確保出来ました。現在、チームで解析を行い結果をまとめております。

Strategy for Future Research Activity

想定よりも症例が多く集まったためデータ解析に時間がかかっていますが、本年中に解析をできることを目標に継続しています。

Report

(4 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • 2021 Research-status Report
  • 2020 Research-status Report

URL: 

Published: 2020-04-28   Modified: 2024-12-25  

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