慢性心筋梗塞に対する自家iPS細胞を用いた新たな心筋再生療法の開発
Project/Area Number |
20K17710
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 55030:Cardiovascular surgery-related
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
市村 創 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 助教 (40749115)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | iPS細胞 / 自家移植 / 慢性心筋梗塞モデル / カニクイザル / 慢性心筋梗塞 / 心筋再生療法 / 多能性幹細胞 / 心筋細胞 / 心筋再生 |
Outline of Research at the Start |
増加する心筋梗塞後心不全に対する新たな治療法として、多能性幹細胞(ES細胞/iPS細胞)由来心筋細胞を用いた心筋再生療法の可能性が注目されている。しかしこれまでの動物実験は、急性心筋梗塞モデルを対象とした、ヒト由来心筋細胞を移植する異種移植による検討が中心で、「慢性」心筋梗塞モデルに対する「自家」移植での有効性は証明されていない。 本研究の目的は、ヒトに近いカニクイザルを用いて慢性心筋梗塞モデルにおける自家iPS細胞由来心筋細胞移植治療の有効性と安全性を明らかにすることである。
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度に、2頭のカニクイザル自家移植実験を実施した。2021年度の試験において、GCaMP導入自家iPS細胞由来心筋細胞を、マトリゲルを用いたProsurvival Cocktailを使用して細胞移植を行ったが、1ヶ月後の心摘出時において、組織学的にグラフト部分に強いリンパ球浸潤を認めた。GCaMPおよびマトリゲルに対する免疫反応と判断し、遺伝子導入を行っていないiPS細胞を用いて心筋細胞を再作成、マトリゲルを用いずに移植する方針に変更した。 本年度は、まず上記移植方法で1頭の試験を実施したが、1ヶ月後の心臓の組織学的所見にて、上記よりは軽度であるもののやはりグラフトに一致してリンパ球浸潤を認めた。このことから、自家細胞であってもその細胞性質の違いなどにより免疫反応が惹起された可能性があると考えられた。 このことから、次の試験においては免疫抑制剤としてカルシニューリン阻害剤、CTLA-4Igを短期間使用することとした。このプロトコールで1頭の自家移植試験を実施したところ、移植後1ヶ月の時点で明らかな免疫反応なくグラフトの良好な生着を確認した。 今後は、本年度に確立したプロコールにより、自家移植の追加試験、他家移植における免疫反応の確認を実施する予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)