Project/Area Number |
20K17838
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 55050:Anesthesiology-related
|
Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
片山 望 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 助教 (40868577)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
|
Keywords | 肥満 / 気腹 / 呼吸器合併症 / 腹腔鏡手術 / EIT / 呼吸 |
Outline of Research at the Start |
近年、呼吸器合併症リスクの高い肥満患者が、腹腔鏡手術を受ける機会が増加している。増加する肥満患者の腹腔鏡手術の麻酔管理において、呼吸器合併症減少を目的とした呼吸器管理は重要である。本研究の目的は、Electrical Impedance Tomography (EIT)を用い、これまで把握できなかった腹腔鏡手術中の肥満患者の肺換気分布をモニタリングし、個々に選択した呼吸器設定下で気腹や体位が換気分布に与える影響を調べる。肥満患者の至適呼吸器設定を明らかにすることで、周術期の呼吸器合併症を減らすことを大きな目標とし研究を進めていく。
|
Outline of Annual Research Achievements |
呼吸器合併症リスクの高い肥満患者が、腹腔鏡手術を受ける機会が増加しているが、腹腔鏡手術では気腹と頭低位を要するため、背側換気分布の低下と肺コンプライアンスの低下が起こり呼吸器合併症のリスクとなる。増加する肥満患者の呼吸管理において、呼吸器合併症減少を目的とした呼吸管理は重要である。本研究の目的はElectrical Impedance Tomography(EIT)を用い、個々に選択した呼吸器設定下で気腹や体位が換気分布に与える影響を調べる。そして、気腹頭低位前後の背側肺換気分布に変化があるか測定し、個々で設定した呼気終末陽圧(PEEP)値が背側肺の虚脱を防ぐことができるかを明らかにする。肥満患者の至適呼吸器設定を明らかにすることで、周術期の呼吸器合併症を減らすこを大きな目標とし研究を進めていく。年齢が20歳以上、80歳以下の腹腔鏡手術を受けるBMI35以上の肥満患者を対象とし、EITから換気分布を測定する。評価方法は背側肺の換気分布の割合い(%)が、気腹前後で有意差(p<0.05を有意差ありとする)がない場合、個々に設定したPEEP値が気腹や頭低位による肺の虚脱を防いだと判断する。①気腹頭低位前後の背側肺換気分布(%)に変化があるか測定し、個々で設定したPEEP値が背側肺の虚脱を防ぐことができるかを明らかにする。②気腹頭低位前後の経肺圧の変化から個々で設定したPEEP値が肺コンプライアンスへ与える影響を明らかにする。つまりどの程度のPEEP値が肺コンプライアンスを改善させるかを調べる。これまで9症例の患者データを収集した。2024年度は論文作成を行う予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
症例の収集は終了したため順調と判断した。
|
Strategy for Future Research Activity |
2024年度は論文作成を行う。
|