Project/Area Number |
20K17877
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 55060:Emergency medicine-related
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
瀧口 徹 日本医科大学, 医学部, 助教 (20787593)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 出血性ショック / 活性酸素 / 酸化ストレス / キサンチンオキシダーゼ阻害薬 / 抗酸化作用 / 抗炎症作用 |
Outline of Research at the Start |
外傷診療の進歩にかかわらず、出血性ショックに引き続いておこる多臓器不全は、いまだに重傷外傷における主要な死因である。キサンチンオキシダーゼ(XO)阻害薬は強力な抗酸化作用をもち、これを改善する可能性がある。XOは活性酸素の産生にかかわり、主要臓器や血管に広く分布することが知られている。本研究では、ラット出血性ショックモデルにおいてXO阻害薬が全身の臓器障害を軽減するか否かを検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
外傷診療の進歩にかかわらず、出血性ショックに引き続いておこる多臓器不全は、いまだに重傷外傷における主要な死因である。キサンチンオキシダーゼ(XO)阻害薬は強力な抗酸化作用をもち、これを改善する可能性がある。XOは活性酸素の産生にかかわり、主要臓器や血管に広く分布することが知られている。我々はこれまで、XO阻害薬の抗酸化作用は脳虚血再灌流障害モデルにおいて臓器障害を軽減することを世界に先がけて見いだした。また、ラット出血性ショックモデルにおいて虚血腸管で産生される腸間膜リンパ液が肺障害に重要な役割を担うことを解明し、遠隔臓器障害における機序を見いだした。これらから、全身の虚血再灌流障害である出血性ショックにおいてXO阻害薬は有効であると考えられる。以上を踏まえ本研究では、ラット出血性ショックモデルにおいてXO阻害薬が全身の臓器障害を軽減するか否かを検討している。本年は酸化ストレス(MDA)と炎症性メディエータ(IL-6、TNF-α)、病理検査による評価を行った。キサンチンオキシダーゼ阻害薬投与群の肺において、酸化ストレスマーカー・炎症性メディエータが低下し、病理検査で肺障害が軽減していることが明らかとなった。現在原著論文執筆に向けデータ解析を行なっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍のため、研究時間を十分に確保できなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
現在原著論文の執筆に向けてデータ解析中である。
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