ナショナルデータベースを用いた脆弱性骨折術後の骨粗鬆症薬と二次骨折に関する研究
Project/Area Number |
20K17989
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 56020:Orthopedics-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大野 久美子 東京大学, 医科学研究所, 助教 (30444251)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 骨粗鬆症 / 骨折手術 / 骨粗鬆症治療 / 骨折予防 / ナショナルデータベース / 大腿骨近位部骨折 / 二次骨折予防 |
Outline of Research at the Start |
骨粗鬆症による大腿骨近位部骨折は身体機能のみならず生命予後に影響し骨折後の介護負担を含め医療費の増大など社会全体の問題である。骨折自体が次の骨折の危険因子であり、骨折連鎖を抑制するために二次骨折予防が不可欠である。現在多くの強力な骨折抑制効果を示す薬剤があるにも関わらず、脆弱性骨折を繰り返す高齢者が後を絶たない理由として二次骨折予防が十分でないことが挙げられる。我々は大腿骨近位部骨折や手関節骨折等の骨折術後の骨粗鬆症治療薬の投薬実態とその後の二次骨折発生をナショナルデータベースを用いて明らかにし、骨粗鬆症性骨折による社会損失を減少させ、高齢者がよりアクティブに活躍できる社会の実現に貢献する。
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Outline of Annual Research Achievements |
大腿骨頸部骨折と橈骨遠位端骨折の術後患者の骨粗鬆症内服治療実施について、ナショナルデータベース(NDB)を用いて、治療薬内服歴と術後1年以内の新規骨折発生を調査する。NDBは日本の保険診療の90%以上を網羅しており、リアルワールドでの骨粗鬆症治療実績とその後の骨折発生について検討することができる。本研究では大腿骨頸部骨折と頭骨遠位端骨折の手術を受けた患者のレセプトデータから、術後1年以内の骨粗鬆症治療薬と新規骨折発生のデータを入手し、関連性を解析することである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究で用いるナショナルデータベースは機密性のあるビッグデータであり、本研究に用いるデータを提供していただくために多くの申請が必要である。当初提供されたデータベースに不足があったため、適切なデータを得るために再度申請し直す必要があり、その申請手続きとデータ提供に時間を要したため、研究が遅れることとなった。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究を実施するための適切な申請が終了し、データが提供された。この提供されたデータベースをクリーニングし、骨粗鬆症治療薬使用の実施状況と新規骨折発生に関連した因子の解析をすすめる予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(3 results)