Project/Area Number |
20K18240
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 56040:Obstetrics and gynecology-related
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Research Institution | Aichi Cancer Center Research Institute |
Principal Investigator |
木拉提 庫木魯孜 愛知県がんセンター(研究所), 腫瘍免疫制御TR分野, リサーチレジデント (70866186)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2021-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2020)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | HPV / CTL / TCR / immunotherapy / cervical cancer |
Outline of Research at the Start |
腫瘍特異的なT細胞によってがんを治療する免疫療法が注目されている。免疫チェックポイント阻害剤(ICI)の開発によって一部のがんでは治療が可能となっているがん種もある。しかしながら、多くのがんではICIによる治療だけでは有効ではなく、より広くがんに対する免疫療法の検討を行う必要がある。そこで、ヒトパピローマウイルス(HPV)陽性率の高い子宮頸癌をターゲットとしてHPV特異的T細胞を利用する治療が有効であるかを検討する。そのためHPV特異的細胞傷害性T細胞(CTL)の樹立とT細胞受容体(TCR)の取得を行う。さらにTCRの特異性を検討して、高親和性化を行ってより効果の高い治療への応用を検討する。
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Outline of Annual Research Achievements |
子宮頸癌の発症はヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が主な原因である。HPVは発がんウイルスであるが、型によりがんへの関連度が異なることが知られている。子宮頸癌では高リスクタイプの16型と18型が大半を占めることが知られている。中でもHPV16は世界的にも国内でも陽性率が高いことから、HPV16由来のがん遺伝子であるE6およびE7を標的として、HPV特異的T細胞による免疫療法の検討を行うことを目的とした。 このため、健常人末梢血単核球細胞からナイーブCD8陽性T細胞を分離して抗原提示細胞と混合培養することで、HPV特異的T細胞を誘導することを試みた。 標的としたE6タンパク質およびE7タンパク質はHPVの型により遺伝子変異が存在することがわかったので、まず既知のエピトープ配列の中で、HPV16の中で共通して保持されているエピトープを用いて、特異的T細胞の誘導を行うこととした。 抗原提示細胞としては、自己由来樹状細胞、または自己由来CD40活性化B細胞に既知のエピトープ配列部分を含む長鎖ペプチドを混ぜた細胞を使用した。複数回刺激を行い。特異性をIFNgamma産生にて判定した。複数のドナーで同様の実験を行ったが、特異性は少し検出されるものの、非常に誘導される特異的T細胞の割合が低いものと推測された。そこで、次に頻度の低いT細胞を濃縮するための実験を想定して、再度誘導実験を行おうと準備していたところで、帰国が決まり以降の実験は実行できなかった。 また計画としていた、患者検体からの解析も行うことができなかった。
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