インプラント周囲硬・軟組織の治癒促進を目指した新規手法の開拓
Project/Area Number |
20K18638
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 57050:Prosthodontics-related
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
今井 実喜生 九州大学, 大学病院, 助教 (40848016)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2022: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | インプラント / ベニジピン / 骨組織 / 軟組織 |
Outline of Research at the Start |
インプラントの治療には十分な骨組織と軟組織が必要である。本研究は、先行研究にてベニジピンが抜歯窩周囲の骨組織と軟組織両方の治癒を促進したことに着目し、インプラントに対する効果を検討する。細胞実験では、ベニジピンの軟組織に対するメカニズムとインプラント材料であるチタン及びジルコニアに対する骨・軟組織の影響を、動物実験ではインプラント治療の際にベニジピンがインプラント周囲組織にどのような影響を及ぼすかを検討する。本研究で得られた結果によっては、実現した際の患者や医師に対するメリットが大きいと考えられ、抜歯後・インプラント治療時の手技としてブレイクスルーとなり得ると確信している。
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は動物実験を主に行なった。当初予定していた大型動物の実験がコロナウィルスの影響で困難な状況のため、ラットを用いてベニジピンのインプラン ト周囲組織に与える影響について検討を行なった。 現在、6週齢の雄性Wistar系ラット30匹に対して抜歯後インプラントを埋入し、ベニジピン投与群に対しては投与を行い、実験を進めている。インプラントは途中で脱離するものもあったがほとんどが経過良好である。骨組織に関しては非脱灰研磨標本およびパラフィン切片、軟組織に対しては凍結切片を作製した。非脱灰研磨標本の観察および計測が終了した。2023年度は凍結切片の染色、観察および計測を行い、軟組織上皮封鎖性に関与しているかを観察し、非投与群と比較し有意に良い結果が得られた場合、インプラント埋入時にベニジピンを投与すること は軟組織治癒を促進させることが明らかとなる。これは、骨組織に関しては他家骨や代替骨を使 用する骨増生や軟組織に関しては他部位からの移植が不要となり、術者および患者の負担の軽減を見込むことが可能となる。 また2023年度は細胞実験を行なっていく予定としている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナウィルスの影響で大型動物の実験ができない状況のため。 代替えとしてラットを使用した動物実験を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナウィルスの影響で、大型動物の実験ができていない。 そのためラットを用いたその他のベニジピン の効果を研究していく。 現在、ラットの顎骨壊死モデルを用いてベニジピンを投与し、骨や上皮への影響を観察している。そちらの研究に移行することを検討している。
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Report
(3 results)
Research Products
(7 results)