口腔癌における金属ナノ粒子と分子標的薬併用治療の有効性に関する研究
Project/Area Number |
20K18693
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 57060:Surgical dentistry-related
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
筧 康正 神戸大学, 医学部附属病院, 特命講師 (70772896)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 金ナノ粒子 / アポトーシス / 放射線増感効果 / EGFR阻害薬 / ナノ粒子 / 口腔癌 / 分子標的薬 / 放射線増感剤 |
Outline of Research at the Start |
近年、新しい放射線増感物質としての臨床応用やin vivoイメージングへの応用について各領域でナノ粒子研究が盛んに行われている。ナノ粒子の特性として表面修飾が容易で、現在臨床応用されている抗EGFR抗体や抗PD-1抗体などの分子標的薬を修飾することで、より腫瘍選択的に集積させることができる。本研究は、口腔癌に対してより有効な口腔癌細胞特異的な分子標的薬修飾メタルナノ粒子の開発の向上を行い、放射線抵抗性口腔癌への展開を目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
口腔癌において、放射線治療は、腫瘍の根絶を目指す根治治療から、術前に腫瘍の縮小や不活化を図る術前治療、術後に腫瘍の再発を防ぐ術後療法、腫瘍の根治は望まないが症状の緩和やQOL改善を目的とする緩和的・姑息的治療とがある。特に口腔は治療による臓器温存が非常に重要な領域であり、口腔癌に対する放射線治療の汎用性は極めて高いのは言うまでもない。新しい放射線増感物質としての臨床応用やin vivoイメージングへの応用について各領域でナノ粒子研究が盛んに行われている。ナノ粒子の特性として表面修飾が容易で、現在臨床応用されている抗EGFR抗体や抗PD-1抗体などの分子標的薬を修飾することで、より腫瘍選択的に集積させることができる。また口腔癌は組織内照射などに代表されるように腫瘍部位へ直視下にてアプローチが可能で、直接腫瘍に局注したり、選択的動注することなども可能であるという利点を併せ持つ。 本研究では金ナノ粒子はAG1478やセツキシマブといったEGFR阻害薬に接着していることをラマン分光にて確認し、放射線増感としてだけでなく、EGFR阻害薬の抗腫瘍効果を増感することをin vitro、in vivoで示した。抗腫瘍効果はアポトーシスと細胞増殖能の低下に起因していた。 金ナノ粒子の局在はin vitroで透過電子顕微鏡で、in vivoでヌードマウスの腫瘍内においても走査電子顕微鏡で確認された。 金ナノ粒子の添加はin vivoにおいて肝臓・心臓・腎臓・肺でその変性が確認されず毒性は明らかになかった。金ナノ粒子の添加によりセツキシマブなどのEGFR阻害薬および放射線療法においても抗腫瘍効果が増すことが示された。上記の内容で国際口腔外科学会で発表を行い、BiomedReserach International及びCancersに掲載された。
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Report
(4 results)
Research Products
(5 results)