• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

Development of tongue retraction strength sthenometer

Research Project

Project/Area Number 20K18823
Research Category

Grant-in-Aid for Early-Career Scientists

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Basic Section 57080:Social dentistry-related
Research InstitutionKanagawa Dental College

Principal Investigator

原 豪志  神奈川歯科大学, 歯学部, 診療科准教授 (10804164)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Project Status Discontinued (Fiscal Year 2022)
Budget Amount *help
¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2020: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Keywords舌運動機能 / 摂食嚥下障害 / 嚥下障害 / 舌後方運動 / 舌運動 / 舌後方運動量 / 茎突舌筋 / 舌骨舌筋 / オーラルフレイル / 舌後方運動力
Outline of Research at the Start

高齢者において摂食嚥下関連筋の筋力低下は摂食嚥下障害を招き、誤嚥性肺炎のリスクを向上させるため、その筋力を評価する必要がある。舌は嚥下の瞬間に後方に運動することで、食塊を咽頭から食道へ押し込む役割を果たす。現在、普及している舌圧計測は、舌が口蓋方向に運動する強さを評価しており、嚥下反射の瞬間に観察される舌の後方向(咽頭方向)の運動機能を評価するものではない。本研究では、舌を吸引することのできる特殊なプローブを用いて、(A)舌を後方運動させる筋力(舌後方運動力)を計測可能な筋力計の開発を行い、(B)摂食嚥下障害患者を対象とし、誤嚥や咽頭残留の有無と舌後方運動力の関係性を示すための横断研究を行う。

Outline of Annual Research Achievements

嚥下関連筋群のうち, 舌筋は食塊の形成や送り込みに関与する一方で, 咽頭期においては後方に運動することで食塊を咽頭から食道へ押し込む運動を行う。しかし, 咽頭期で生じる舌の後方運動能力を評価する方法はこれまで報告されていない。そのため舌を随意的に後方移動させた際の移動距離を計測する方法を試案し, 舌後方運動量計を開発した。本年度は, 嚥下困難を主訴とする高齢者を対象として舌後方運動量計測し、摂食嚥下障害の指標としての適性を評価した。11名 (男性8名)の高齢者(75.0±8.2歳)を対象として, 舌後方運動量, 舌圧, 握力, Body Mass Index (BMI)を評価した。また, 嚥下障害の程度をDysphagia Severity Scale (DSS)を用いて評価した。舌後方運動量と各変数において相関係数を算出し, 舌後方運動量の臨床的な指標としての有用性を検証した, 対象者の属性として, 舌後方運動量の中央値(四分位範囲)は9(4.5-11.5)mmであった。DSSの内訳は, 6(5人), 5 (3人), 4 (1人), 3 (2人)であった。舌後方運動量は嚥下障害の指標であるDSS (r=0.719, p=0.013)と有意な相関を認める一方で, 舌圧 (r=0.245, p=0.468), 年齢(r=0.273, p=0.416), BMI(r=0.418, p=0.203), 握力(r=0.445, p=0.173)との間に有意な相関が見られなかった。本研究により, 舌後方運動量は摂食嚥下機能と関連しており舌圧と異なる舌運動機能を反映していると考えられた。正確な嚥下機能評価のために、後方運動を含めた多方向からの舌運動評価が重要となると考えられた.

Report

(3 results)
  • 2022 Annual Research Report
  • 2021 Research-status Report
  • 2020 Research-status Report

URL: 

Published: 2020-04-28   Modified: 2023-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi