Relationship between Self-Directed Learning Skills and Learning Acts and Evaluation of Medical Students during Clinical Clerkship
Project/Area Number |
20K18852
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58010:Medical management and medical sociology-related
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
福森 則男 佐賀大学, 医学部, 准教授 (10530082)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 自己主導型学修能力 / 医学教育 / 診療参加型臨床実習 / 医行為 / 自己主導型学習能力 / 学習行動 / 学習者評価 |
Outline of Research at the Start |
医学生の臨床実習は、従来の見学型実習から診療参加型実習へとその質を高めることが求められている。より効果的な診療参加型実習にするために、医学生は積極的に実習に参加して自ら学習課題をみつけ、医学知識や技能を獲得していく能動的な学習能力である「自己主導型学習能力」が必要である。これまで医学生の自己主導型学習能力が臨床実習中の学習行動に与える影響については明らかになっていない。 本研究は、医学科学生の自己主導型学習能力をSelf-Directed Learning Readiness Scale を用いて測定し、臨床実習中における学習行動および学修評価にどのような影響を与えているかを検討するものである。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、医学科学生の自己主導型学習能力をSelf-Directed Learning Readiness Scale (SDLRS) 日本語版を用いて測定し、臨床実習中における学習行動およ び学修評価にどのような影響を与えているかを検討することを目的としている。 当初の研究計画では、2020年度および2021年度は、SDLRSと臨床実習中の医行為記録を収集し、2021年度は、データの精度と収集における改善点について中間評価をしてデータ取得を継続することとしていた。しかし、2020年度、2021年度ともに新型コロナウイルスの流行拡大の影響で臨床実習が中断することが多く、臨 床実習中の医行為記録について十分なデータ収集ができなかった。そのため、2021年度中に中間解析をすることができず、引き続き実習中の医行為記録の収集を中心に継続した。さらに、新型コロナウイルス流行前の医行為記録についても習得していたデータを集計して、流行前後での医学生の医行為実施の変化について も拡大して分析できるようにデータの入力とクリーニングを行なった。2022年度からは臨床実習もほぼ通常通り実施できたため医行為記録の集計を行った。 一方、 SDLRS日本語版は、著作者に使用の許諾をえており質問紙も準備していたため、2020年度から2022年度は、入学時、基礎医学系講義終了時、臨床医学系講義終了時、臨床実習終了後に相当する医学生に調査票を配布して計画通りに測定を行った。その結果、医学生の自己主導型学習能力の特徴や時間的変化について把握することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2020年度に計画していた、1. 医学教育における自己主導型学習能力や診療参加型実習に関するこれまでの先行研究についての文献検索、2. 自己主導型学習能力 を測定するSDLRS日本語版の配布・回答、3. 2020年度以降に佐賀大学附属病院で臨床実習を開始する医学科5年生に研究参加の説明と同意を取得し、医行為記録票を入力するwebサイトの説明と入力準備は計画通りに進捗した。 しかし、2020年度、2021年度ともに、予想していなかった新型コロナウイルスの感染流行により診療参加型臨床実習が一時中断したり、実施できる医行為のほとんどが制限され見学が主の実習になったため、十分なデータ収集ができず進捗が遅れた。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度、2021年度に習得できた実習中の医行為記録を可能な限り集計して、データの欠測を補填できるかどうかを検討したが分析に耐えうるデータは収集できなかった。2022年度は臨床実習がほぼ正規通りに実施できたためデータが収集できた。SDLRSはすでに計画通りにデータを収集していたため、SDLRSと医行為実施率との関連について分析および論文化を早急にすすめていく。 さらに、新型コロナウイルス流行前に取得していた実習中の医行為記録データを使用して、感染症流行前後での医行為の実施の程度と医学生の自己主導型学習能力に変化が生じたかどうかについても分析する。
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Report
(3 results)
Research Products
(9 results)