Extraction and visualization of relation and characteristics for multiple laws regarding clinical research
Project/Area Number |
20K18854
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58010:Medical management and medical sociology-related
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Research Institution | Okinawa International University |
Principal Investigator |
大城 絢子 沖縄国際大学, 経済学部, 准教授 (70773399)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2020: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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Keywords | 法情報 / 言語処理 / 臨床研究 / テキストマイニング / 法令工学 / グラフ理論 |
Outline of Research at the Start |
医療の質の向上には、診療現場で生じた疑問を解決する臨床研究が必修である。新倫理指針や臨床研究法の施行により臨床研究が法律化され、臨床研究に必要な要素の明確化・簡素化が医療者にとって重要になっている。 本研究では、法規の可読性向上と臨床研究教育モデル拡張のために、テキストマイニングとグラフ理論を用いて、臨床研究関連法規の特徴・関連性・簡略テキストを抽出し可視化する。 大規模データからの簡略テキスト自動生成法は、テキストマイニング手法としても期待できる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、臨床研究を対象に施行された複数の法令の可読性向上のために、法令間の特徴と関連性を抽出および可視化することを目的としている. 今年度は法令間の関連性抽出のために、 1.単語一致度を用いた各法令間の条レベルでの類似関係の計算 2.単語一致度のその他の法令への適用 3.自己相互情報量と単語群一致度を組み合わせた臨床研究関連法規の類似性評価の検討 をおこなった. 取り組んだ3点について、下記に概略する. 1.共通単語数が多い文章は類似度が高いという仮説のもと、「単語一致度」を用いて臨床研究に関連した3法令の各条文間の類似度を予測した. 検証の結果、意味的に「類似性が高い/一致」である組み合わせが正しく獲得された一方で、「類似性が低い/不一致」である組み合わせの条文の類似度が高いとされたケースもあることがわかった. 2. 沖縄県の本土復帰にあたり施行された地域振興法と、沖縄県以外の地域に施行された地域振興法を比較するために、「単語一致度」を用いてこれらの関係を定量化し可視化した. 単語の重複率をもとに各地域間の振興法について議論し、臨床研究以外の法令に対しても「単語一致度」の適用が可能であることがわかった. 3.自己相互情報量・単語群一致度・単語群発生頻度を組み合わせた類似尺度を提案し、臨床研究を対象とした 3つの法令間の条文の類似性を数値化した. 性能比較実験の結果、既存の類似尺度より類似度推定精度が改善された組み合わせがあること・既存の尺度との組み合わせによりさらに改善が期待できることを確認した. 次年度は臨床研究関連の各法令を、ネットワークやグラフ理論を用いて可視化することを検討している.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
初年度の目的であった「臨床研究関連の法令間の関連性抽出」を実施および評価し、当初の予定に無かった「その他の法令への類似性評価の適用」や「類似性評価尺度の精度改善」まで取り組み、さらにその成果を論文投稿や図書、学会発表として報告することができた. しかし本事業自体を延長としていることから「やや遅れている」と判断した.
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、臨床研究関連の各法令の可視化に取り組む. 共起ネットワークをはじめとしたグラフ構造を用いて各法令を可視化し、さらに経路探索法を適用することで、簡略テキストの生成に取り組む.
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Report
(3 results)
Research Products
(3 results)