Project/Area Number |
20K18880
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58010:Medical management and medical sociology-related
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
森岡 悠 名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (90816133)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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Keywords | 医療関連感染症 / 抗微生物薬適正使用 / Point Prevalence Survey / 横断的疫学研究 / 抗菌薬適正使用 / Point prevalence survey / 周術期抗菌薬 / 地域医療 / 薬剤耐性 |
Outline of Research at the Start |
2020年に愛知県の多施設の病院で行った横断的疫学研究の結果を、愛知県の各施設にフィードバックを行う。 2022年-2023年の段階で①2020-2022年にかけての抗菌薬処方量の経年的変化、②周術期抗菌薬の適正性の評価を行う。①②とも、適正化が行われている/行われていない施設の要因解析を行い、地域での抗菌薬使用の適正化を進める際の有効な方法を探索する。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年4月にECCMID 2023で、横断的疫学調査で明らかとなった周術期抗菌薬の使用状況についての報告を行い、同論文がJournal of Infection and Chemotherapyに受理された(PMID: 38272262)。 論文の概要: 外科手術における抗菌薬予防(SAP)の現状に関する情報は日本の病院では不足しているため、SAPの処方状況と日本のSAPガイドラインの遵守状況を調査した。 SAPを処方された患者を本研究の対象とした。SAPの適切性は、抗菌薬の選択と投与期間についてガイドラインに基づき評価した。すべての項目が適切であった場合を「適切な手術」と定義した。 SAPに対して何らかの抗菌薬が投与された患者は728例(7.1%、728/10,199)であった。そのうち557例(76.5%、557/728例)がガイドラインに記載されている手術を受けた。全手術の適切性は33.9%(189/557例)であった。術前・術中の抗菌薬選択、術後の抗菌薬選択、抗菌薬投与期間の適正性はそれぞれ67.5%(376/557例)、67.5%(376/557例)、43.3%(241/557例)であった。全体的な適切性は、0%から58.7% (診療科別)、27.7%から47.2%(病院のカテゴリ別)であった。手術前/手術中(55.5%、299/539例)および手術後(45.1%、249/552例)に処方された抗菌薬としては、セファゾリンが最も多かった。合計101の経口抗菌薬が術後に処方された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の流行での対応で、データの集積・解析が遅れた影響で、全体的に遅れている。 現在データは固定しているが、論文化が全て終わっていない。
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Strategy for Future Research Activity |
医療関連感染症に関する論文を現在投稿中しており、抗微生物薬投与の論文は作成中である。愛知県の医療機関とはJ-SIPHEで任意グループを作成し、地域の疫学データはJ-SIPHEから抽出する準備が整っている。 本年度中に論文の受理並びに再度地域へのフィードバックを行う予定である。
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