胎盤重量/出生体重比と小児期生活習慣病リスクの関連性
Project/Area Number |
20K18963
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58030:Hygiene and public health-related: excluding laboratory approach
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
滿田 直美 高知大学, 医学部附属病院, 医員 (30611389)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | エコチル調査 / 胎盤重量 / 胎盤重量/出生体重比 / 小児生活習慣病 / 精神神経発達 / 喫煙 / ヘモグロビン / 貧血 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、大規模コホート調査である「エコチル調査」のデータを解析して、 1.胎盤重量や胎盤重量/出生体重比(以下PW/BW比)が胎児期の胎内環境を反映するマーカーとして有用であること 2.胎盤重量やPW/BW比が小児期の成長発達や肥満などの生活習慣病リスクにも関連していることを明らかにすることを目的とする。 胎盤重量やPW/BW比は出生体重と同様かそれ以上に鋭敏に胎内環境を反映している可能性があり、将来の健康状態に関連するマーカーの一つにもなりうる。本研究により胎盤重量やPW/BW比の意義や重要性が明らかとなれば、これらを小児の生活習慣病予防や健康管理に活用していくことが期待できる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、環境省による大規模コホート調査「子どもの健康と環境に関する全国調査(以下エコチル調査)」のデータを解析して、1.胎盤重量や胎盤重量/出生体重比(以下PW/BW比)が胎児期の胎内環境を反映するマーカーとして有用であることを示し、その結果として2.胎盤重量やPW/BW比が小児期の成長発達や肥満、その他の生活習慣病リスクにも関連していることを明らかにすることを目的として実施された。1.については、研究期間内に ・母親の喫煙により胎盤重量、PW/BW比ともに増加すること、 ・妊娠中のヘモグロビン濃度とPW/BW比はU字型の関係性があること ・妊娠中のLDLコレステロール値と胎盤重量、PW/BW比はともに正の関連があること ・PW/BW比が高いことは特に男児において3歳時の精神神経発達遅滞リスク上昇と関連すること、などを明らかにし、論文化し、学会発表を行った。2.については2019年度から2021年までエコチル調査高知ユニットセンター内で8歳児学童期検査、追加調査を実施し、得られたデータを2023年度から解析、論文作成中である。追加調査実施期間がコロナ禍と重なり、得られたデータのサンプル数が当初予定していた数の半数程度にとどまっているが、予定通りの解析をすすめたうえ、同様の調査を12歳時にも実施予定である。
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Report
(4 results)
Research Products
(8 results)