Project/Area Number |
20K18998
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
|
Research Institution | Chiba Prefectural University of Health Sciences |
Principal Investigator |
今井 宏美 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 准教授 (00369406)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
|
Keywords | 電動歯ブラシ / ブラッシング圧 / 歯垢 / PCR / 口腔ケア / モーションキャプチャー / 筋電計 / 文献調査 / ブラッシング / 歯周病 |
Outline of Research at the Start |
本研究は,研究者らが開発した自己練習模型を用いた練習が,電動歯ブラシを用いた適切なブラッシング技術の習熟に与える効果を明らかにすると共に,歯周疾患予防・歯周疾患悪化を防止となる支援プログラムの創成を目的としている. そこで、①電動歯ブラシの種類ごとプラーク除去能の調査、②自己練習模型を用いた練習による電動ブラシでのブラッシング技術の習熟度、③電動ブラシによるプラークコントロール効果の検討、④『電動歯ブラシと自己練習模型を用いた支援プログラムの構築に取り組むこととする。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本年度の研究では、練習模型を用いた電動歯ブラシによるブラッシング練習により、身体への侵襲的リスクを冒さずにブラッシング技術を修得し得るか否か、及び練習モジュールを利用した練習の有無が技術習得に与える影響について、データ分析を行った。 実験グループの設定:実験期間を通じて、電動歯ブラシを用いてブラッシング練習を行う群(以下「練習あり」)と、練習を行わない群(以下「練習なし」)を設定した。(2) 模型ブラッシング実験:人工プラーク模型専用人工歯垢を塗り重ねた練習模型を用い、実験協力者がブラッシングを行った。(3) 自己ブラッシング実験:実験協力者が自身にブラッシングを行う際、カラーテスターを用いて実験前の歯垢状態と実験後の歯垢状態を記録した。これらの実験では,ブラッシング圧を3段階で表示するセンサー機能付きの電動歯ブラシを用いた。 動作分析より得られた、適切なブラシ圧の表示時間の平均を求めたところ、模型ブラッシング(練習あり)、自己ブラッシング(練習あり)ともに、1回目から3 回目にかけて適切なブラシ圧の時間が増加しており、特に模型ブラッシングの1回目と3回目の間には統計的な有意差が認められた。また、ブラッシング時間に占める適切なブラシ圧の時間の割合も同様の傾向が認められた。適切なブラシ圧の割合は、「練習あり」の場合、模型実験、自己実験ともに1回目以降はすべて 50%を超えているのに対し、「練習なし」の場合、全体を通して 50%以下であった。 これらの結果から、練習模型を用いた自己学習によって適切なブラッシング圧での歯磨きの習得が可能であることを示唆していると考えられる。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナ禍の影響が長期化したことにより、飛沫感染リスクが懸念される口腔ケア実験が困難となり、各年度で適宜研究計画を見直したが、当初期待していた研究レベルを満たすものとなっていない。
|
Strategy for Future Research Activity |
研究期間を延期したことで、2024年度は対面での実験・調査の頻度を増やし、所期の分析に耐えるデータを収集することで成果の充実を図る。
|