Project/Area Number |
20K19001
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
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Research Institution | Mie Prefectural College of Nursing |
Principal Investigator |
上田 貴子 三重県立看護大学, 看護学部, 講師 (80845470)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2022: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2021: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 新任看護管理者 / 教育担当者 / 役割移行支援 / 教育プログラム / 役割移行 / 看護継続教育 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は,新たに管理者役割を担う看護職者のための役割移行支援プログラムを開発することである。この役割移行支援プログラムは,新たに管理者役割を担う看護職者が管理者としての役割を遂行できそうだと思えるようになる,すなわち看護管理者になるための準備状態を整えることを支援するプログラムである。現在,国内に看護管理者の役割移行を支援する教育プログラムは存在せず,開発することの意義は大きい。また,全国の病院に勤務する新任看護管理者から得たデータに基づいており実用性の高い教育プログラムとなる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,新たに管理者役割を担う看護職者のための役割移行支援プログラムを開発することである。この役割移行支援プログラムは,新たに管理者役割を担う看護職者が管理者としての役割を遂行できそうだと思えるようになる,すなわち看護管理者になるための準備状態を整えることを支援するプログラムである。 2023年度は研究計画の第2段階である教育支援(実践)を行った。準備段階で,教育提供方式については,オンライン(遠隔配信)を想定し,Microsoft Teams,ZOOMの利用,映像・音声の配信に向けWebカメラ・スピーカーフォンを準備した。 要望のあった3施設を対象に,役割移行支援プログラム(案)を用いて教育支援を実施した。教育提供方法について施設側と相談し,全て対面式の集合研修で実施した。運営方法は,少人数グループによる参加型研修とし,講義と演習(グループワーク)を組み合わせて実施した。講義の組み立ては,1コマ90分,テーマに応じて1回から2回で計画した。施設から要望のあった研修テーマは,対人援助に関するもの(コーチング,ファシリテーション)と研修評価に関するものであった。参加者は,コーチング20名,ファシリテーション39名(看護職以外も含む),研修評価4名であった。研修内容に対する受講者の評価は,平均3.6点(4点満:とてもよかった4点・よかった3点・あまりよくなかった2点・よくなかった1点)であり,一定程度の評価を得ることができた。施設によって研修内容が異なるため,役割移行支援プログラムの評価そのものはできていない。 今後は,役割移行支援プログラム全体の評価を行い,役割移行支援プログラムを完成させる予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2020年度から2022年度まで,実質的な研究活動が行えない状況が続いた。新型コロナウィルス感染対策上の理由から,施設の協力を得ることができなかった。 教育支援方法について,Webシステムを活用したオンライン研修を提案したが,病院施設のWebシステムが十分に整備されていないことや,オンラインによる集合研修への理解が得にくいことなどから,研究協力施設の賛同は得られなかった。 2023年度,ようやく施設への立ち入りができるようになり,施設の要望に沿った内容で役割移行支援プログラムを実施することができた。研究協力の依頼先を縮小したが,研究協力施設を確保することが難しい状況であった。 研究実績が少なく,十分な研究成果を得られていないため,2024年度も引き続き研究活動を継続する必要がある。
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Strategy for Future Research Activity |
教育支援内容を見直し,役割移行支援プログラムの内容について再度検討する予定である。役割移行支援プログラムに参加した施設担当者を含めた専門家会議を開催し,プログラム評価を行う予定である。 研究協力施設のリクルートを再度行い,研究に協力いただける施設には教育支援を行う予定である。 教育方法については施設の希望を優先し,感染症対策に配慮した研修運営を行うとともに,研修運営方法―対面式研修・遠隔同時配信・遠隔オンデマンド配信―について検討し,状況に合わせて対応する予定である。
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