看護学生の実習における腰痛実態調査および腰痛予防教育プログラムの開発
Project/Area Number |
20K19030
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58050:Fundamental of nursing-related
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Research Institution | The University of Shiga Prefecture |
Principal Investigator |
千田 美紀子 滋賀県立大学, 人間看護学部, 講師 (90614595)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2022: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 痛予防 / 実習 / 看護学生 / 姿勢 / 腰痛予防 / 姿勢計測 / 学生 / 腰痛 / 教育プログラム |
Outline of Research at the Start |
本研究では,看護学生を対象とし,腰痛に関わる現状調査を行い,それを基にビジュアル教材を使用した腰痛予防教育プログラムの開発を行う. 2020・2021年度には,実習中の看護学生を対象とした腰痛予防に関する実態調査を行うことで,腰痛が起こりやすい状況を分析する. 2021年度からは,実態調査を基に,腰痛予防教育に使用する「視覚教材」を作成する.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,看護学生を対象とし腰痛に関わる現状調査を行い,それを基にビジュアル教材を使用した腰痛予防教育プログラムの開発を行うことを目的としている. 2023年度には,2022年度に分析を行った,実習中の学生の腰部前傾姿勢の実態調査結果を基に,学内にて再度検証実験を行った.実験では,看護学生2名を対象とし,「バイタルサイン測定」,「記録」を行ってもらい,実施時の姿勢計測・分析を行った.この2つの実施項目にしたのは,2021年に計測した実習の姿勢の中で,腰痛危険角度と言われている腰部前傾姿勢40°以上の姿勢が多かった援助項目であったためである. 計測には,前傾姿勢計測機器と筋電図計を使用し,撮影した動画にて姿勢を確認しながら,腰部前傾角度と看護動作,筋肉の収縮の関連について,分析を行った.分析の結果,前傾姿勢であっても座位や机に手を置いて記録をしている時など,支持基底面積が広くなる時は,筋電図の反応が少なく,筋疲労が少ないことが明らかになった. また,この結果を基に,腰痛予防動画の作成を行う予定であったが,学内での実験検証人数が少ないこと,実習中の姿勢計測についてもコロナ禍のデータ収集であり,現状が反映できているとは言い難い.そのため,データの追加収集が必要であると判断し,動画作成は延期した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
1動作の学内での検証はできたが,動作検証の確認に時間を要し,腰痛予防の動画作成まで至らなかった.
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Strategy for Future Research Activity |
前年度までの結果を踏まえ,腰痛予防教育のための動画作成を行う. また,実習中の姿勢動作確認の実験検証においても,前回はコロナ禍であり,病棟で実習できる学生の人数制限やケア実施内容の制限など,様々な制限がある中での実習であったため,再度データ収集を行う予定である.
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Report
(4 results)
Research Products
(1 results)