Project/Area Number |
20K19050
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
宮田 知子 山梨大学, 大学院総合研究部, 助教 (60812295)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 気分障害 / 家族機能 |
Outline of Research at the Start |
気分障害患者の家族を対象にインタビュー調査を実施し、気分障害の発症に伴って生じる家族機能の変動を理解する。家族の負担と対処行動を明らかにし、さらに看護師が行っている支援が家族機能の変動に即した負担軽減となっているのか評価する。そこから社会資源の在り方と支援体制を検討し、新たな家族支援に役立て、患者・家族が安心して治療を受けることが出来る環境整備につなげていく。
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Outline of Annual Research Achievements |
2021年9月からインタビュー調査を開始している。対象者は気分障害を患う患者の家族である。患者の外来受診に付き添っているご家族に対し、主治医から研究協力の打診をしていただき、研究協力に承諾の得られた対象者に調査を実施した。その結果、新たに3名の対象者からデータを得ることができ、現段階の症例数は10例となった。 インタビューでは、家族機能の変動を乗り越え、家族機能のバランスを保つことの出来ている家族が多い印象であった。今後はさらに質的に分析を進めていく。中には、インタビューの機会を、「家族自身のことを語る場がないため、今までのことを振り返れるよい時間になった」と好意的に話してくださる方もいた。自分自身のことを語る機会の少なさが伺え、家族支援の場を増やしていく必要性が感じられた。 目標症例数は20例である。コロナ禍による行動制限や他業務のため、調査の時間を確保することが困難であった。行動制限も緩和されつつあるため、調査時間を確保し、さらに症例を確保していく。 今年度も日本看護科学学会にオンラインで出席し、精神看護学領域や家族看護に関する知見を得た。今後の発表に向けて準備をしていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
調査時間の確保と、インタビュー調査に協力いただく対象者の確保が困難である。地道に調査を進めていきたい。
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Strategy for Future Research Activity |
インタビュー調査と並行して、インタビュー内容の逐語録を作成、質的分析を行う。結果と考察をまとめ、学会発表を行う。
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