慢性心不全患者のACPを推進するための情報共有ツールおよび運用モデルの開発
Project/Area Number |
20K19068
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | Japanese Red Cross College of Nursing |
Principal Investigator |
樋口 佳栄 日本赤十字看護大学, 看護学部, 准教授 (00460098)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2020: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 慢性心不全 / ACP / 情報共有 / 多職種連携 / 情報共有ツール / 情報共有運用モデル / アドバンスケアプランニング |
Outline of Research at the Start |
本研究は、「慢性心不全をもつ人々が希望する暮らし」を最期まで実現するアドバンスケアプランニング(ACP)を、適切に促進することを目標に、患者と医療・ケアチームとの対話を促し、患者の希望を実現するための情報共有ツールおよび運用モデルを開発する。具体的な方法は、①患者の方々の参加者を得てインタビューを重ねながら、施設内での情報共有ツールを作成し、運用モデルを構築する。②地域とつなぐため、在宅関連の医療者の参加者を得て、情報共有ツールおよび運用モデルの洗練を行う。最終的には、情報共有モデルに関する小冊子を作成し公開する。
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、14名の専門家の参加者を得て、全員に1回目のインタビューを実施した。 実施に際しては、COVID19の感染拡大状況およびそれぞれの参加者が置かれている状況を最優先して、日程調整を繰り返し、参加者に負担とならないように配慮しながら実施した(2022年8月~2023年2月)。 現在14名のインタビューデータを、昨年作成したモデル図(仮)に照らしつつ、以下の点に注目して分析を進めている。すなわち①患者の病みの軌跡の中のどの時期についてのデータか、②それぞれの時期にACPについて検討するとき具体的にはどのような情報が必要なのか ③どの場と場のつながりについてのデータか、④語られた具体的なエピソードに含まれる示唆は何なのか、⑤その他データから得られた新たな視点、である。 現時点での分析結果からは、以下の点で検討を深める必要があることが見えてきている。すなわち①看護師が全面的にリードするということに関して、現状に即して「看護師は何をリードするのか」といった視点で今一度全体を見ながら検討が必要であること、②連携のツールに関して「今あるツールを用いながら、人と人との直接的なつながりをどのように構築していくのか」といった視点も含めた検討が必要であること、③介護職(ヘルパー職など)も含めた多職種に伝わるようなエピソードの描き方が必要であること、である。 今後は上記視点も踏まえつつ1回目の分析を完了させ、分析結果をあと2回参加者に提示をして意見を集約し、患者の方々を軸にしたACPの連携のための手がかりとなるような冊子の作成を目指す。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度の目標は、COVID19の感染状況をみながら、まずはインタビューを実施することであった。当初の目的はほぼ到達できた。ただし、最終ゴールに照らすと、残っている課題は多い。具体的に残っている課題は、モデル図と照らしつつ、分析を進めて、参加者に意見をもらい、実践に即したモデルを構築し、それを手掛かりに、実践で活用してもらえる冊子にまとめることである。2022年度はデータ分析を推進させるため、質的研究分析ソフト(NVIVO)を補助的に取り入れて、鋭意分析を進めている。 しかしながら研究を開始した当初(2020年度)の予定と照らすと、残りの期間と課題を鑑み、遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後はデータ分析→モデル案の洗練を2回繰り返し、成果物として完成させることが課題である。具体的な進行予定は以下の通りである。<2023年4月~10月>①データの一次分析を完了させ、モデル案を提示し、2回目の意見をもらう。②参加者の意見をもとにさらにモデル案を洗練させて、実践で活用してもらえるよう冊子の具体的な構想および表現を検討する。<2023年11月~2024年3月>冊子案を完成させて、参加者に3回目の意見をもらう。モデルおよび冊子を完成させて、公表する。 ただし、医療現場の状況は依然として読めないところもあるので、インタビューなどを進める際は、参加者の状況を鑑みながら、負担にならないような配慮を優先させて行う。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)