在宅療養中のALS患者及び家族介護者が前向きな姿勢や肯定的感情を抱く出来事の特徴
Project/Area Number |
20K19098
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
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Research Institution | Toyama Prefectural University |
Principal Investigator |
山本 麻理奈 富山県立大学, 看護学部, 講師 (10781627)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | 筋委縮性側索硬化症 / 家族介護者 / 療養支援 / 難病看護 / 家族看護 / 在宅療養 / 筋萎縮性側索硬化症 |
Outline of Research at the Start |
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、日常生活援助と医療ケアを必要とする介護負担の高い難病であり、在宅療養を支える家族介護者は疲弊している。在宅療養では患者と家族介護者が密接に関わるため、相互関係の中で生じる肯定的感情の特徴や構造を捉えることが重要となる。本研究の目的は本研究は、在宅療養中のALS患者及び家族介護者が、前向きな姿勢や肯定的感情を抱く日常生活上の出来事の特徴を明らかにし、看護ケアの在り方を検討することである。
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Outline of Annual Research Achievements |
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、日常生活援助と医療ケアを必要とする介護負担の高い難病であり、在宅療養を支える家族介護者は疲弊している現状がある。本研究は、在宅療養中のALS患者及び家族介護者が、前向きな姿勢や肯定的感情を抱く日常生活上の出来事の特徴を明らかにし、看護ケアの在り方を検討することを目的としている。 1.在宅療養中のALS患者の家族介護者が療養中に獲得した前向きな姿勢や肯定的感情についての自記式質問紙調査 2021年度は、2020年度の研究成果に基づき、インタビュー調査に先行して自記式質問紙調査を行うための準備を行った。自記式質問紙で調査する項目を選定し、測定用具を決定した。この質問紙では侵襲的人工呼吸器の導入時に家族間同意が得られたかどうか、家族関係、介護負担感が療養中に獲得した前向きな姿勢や肯定的感情にあたえる影響を明らかにする。本調査は新型コロナウイルス感染症流行によって調査方法・調査期間を何度か変更したため、準備に時間を要した。しかし、現在は所属機関の倫理審査委員会から承認されており、調査用紙の配布に向けて関係機関と調整を行っている。 2.在宅療養中のALS患者の家族介護者が療養中に前向きな姿勢や肯定的感情を抱くようになった出来事と具体的対処法についてのインタビュー 2021年度は1と同時並行で研究協力者選定のための調整を関係機関と行った。また、新型コロナウイルス感染予防のため、インタビュー調査の方法を対面・オンラインを併用した形式に変更し、所属機関の倫理審査委員会から承認を得た。1を進行しつつ研究協力者のリクルートの準備を進めているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究は対面でのインタビュー調査を予定していたが、新型コロナウイルスの流行により対面調査が難しい状況が続いている。2021年度は研究方法を先行して自記式質問紙調査を行い、その結果に基づくインタビュー調査を対面・オンライン併用で実施するように変更したため。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は、自記式質問紙調査の結果を分析し学会、論文等で公表する予定である。また、インタビュー調査の協力者に対して対面・オンラインの併用形式によるデータ収集を進めていく予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)