Project/Area Number |
20K19118
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58060:Clinical nursing-related
|
Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
吉永 愛香 摂南大学, 看護学部, 助教 (60837524)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
|
Keywords | 統合失調症 / 家族 / 精神科病棟看護師 / 家族支援 / 精神看護 |
Outline of Research at the Start |
精神障害者の地域移行が進み、精神障害者の地域への退院後、精神障害者と共に暮らしながら療養生活を支える家族が多大な困難に直面している。国内外で精神障害者の家族への支援が注目されているが、我が国の精神科医療における家族への支援は確立されていない。特に急性期・長期入院の患者以外の家族への支援の実態やその方法は明らかになっていない。本研究の目的は、急性期を超えて入院期間が3ヵ月以上、かつ長期入院に移行する前の1年未満の統合失調症圏の患者の家族に向けて、精神科病棟看護師が実施している支援の内容とその実態を横断調査により明らかにし、関連要因を探索し、家族への支援に関するガイドラインの作成に寄与する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、精神科病棟看護師が、精神科病床への入院期間が3ヵ月以上かつ長期入院とされる1年を超えない、入院が長期化しつつある統合失調症圏の患者の家族支援をどの程度実施しているか、その現状を明らかにし、支援確立に向けての基礎資料を得ると共に、今後精神科病棟看護師による家族支援に関するガイドラインの開発に寄与する目的とする。 2022年度では、主に2つのことを行った。1つ目は2023年度以降の精神科病院の家族の来院が再開されるかどうかなどの病院・家族を取り巻く状況に関する情報収集、2つ目はその情報を踏まえ、2021年度に研究者の所属機関の倫理審査委員会へ申請した研究計画書の見直しを行った。具体的には研究施設の条件を満たす病院の関係者等から面会の再開状況、面会の実施形式などを情報収集した。その結果、本研究の調査の前提条件として、家族が面会で来院し、精神科病棟看護師との直接的なやりとりが発生し得るという状況を検討していたが、新型コロナウイルス感染症が5類に移行した後も面会の再開時期や面会方法(オンライン面会の導入の有無、オンライン面会導入後の病院における対面での面会再開に伴うオンライン中止など)が施設によって異なる状況である可能性を加味し、研究施設の選定条件に対面形式に限らず、オンライン面会等でオンライン上であっても看護師とのやりとりが直接可能である場合は研究施設・対象者の条件を満たすこととした。これらの内容を踏まえた計画書・資料の修正準備を進めた。 今後、研究依頼先の面会状況を確認しながら調査を開始していく必要がある。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の影響により、面会等の家族の来院禁止が解除されていない状況下での調査実施が困難であったことや、研究施設・対象者の条件の見直す必要があったこと、調査方法に関する判断が困難であったことなどから研究の進捗状況としては遅れている。また、コロナ禍による業務増加により研究に投じるエフォートが十分に確保できなかった。
|
Strategy for Future Research Activity |
選定条件を満たす研究施設への状況や、その他家族支援の情報収集に努め、本調査票で最大限の研究意義が得られるよう調査の実施時期の検討を行う。
|