家族形成期における夫婦のパートナーシップを支援する両親学級の開発と評価
Project/Area Number |
20K19156
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58070:Lifelong developmental nursing-related
|
Research Institution | Osaka University of Comprehensive Children Education (2022-2023) Hyogo University of Health Sciences (2020-2021) |
Principal Investigator |
阿川 勇太 大阪総合保育大学, 児童保育学部, 講師 (80846543)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2022: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
|
Keywords | 家族形成期 / 夫婦のパートナーシップ / 両親学級 / プログラム開発 / 介入研究 / 家族看護 |
Outline of Research at the Start |
子どもの誕生は夫婦にとって喜ばしいことであるが、同時に家族としての関係性の変化を伴うため、家族としての危機を迎える可能性もある。現在よく耳にする産後クライシスはその典型的な例である。夫婦が新たに子どもを迎える際、新たな家族の形を形成していくために重要な軸をなすのが夫婦関係である。したがってこの研究では、新たに子どもを迎え、家族を形成していこうとする夫婦に対し、産後もお互いに協力して生活を営んでいけるような夫婦のパートナーシップを支援するプログラムを開発し、評価することを目的としている。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は家族形成期における夫婦のパートナーシップ支援に焦点をあてた両親学級プログラムの開発であり、そのプログラムを評価することである。 今年度は、昨年度実施した残っていた自治体の介入と介入研究の結果を追跡調査した。新型コロナウイルスの感染が拡大していたこともあり、令和3年度に実施予定であった介入プログラムの実施が1年度ずれ、介入及び評価についても当初のスケジュールより遅れている。今年度で6か所の基礎自治体での介入プログラムの実施が全て完了し、介入の効果を評価する質問紙の回収が今年度末に終了した。次年度は回収した質問紙をもとにデータ分析を行い、介入プログラムの効果を評価し、その結果を適宜公表していく。 プログラムの開発については、カリキュラム開発に必要なシステム理論からつくられているKernらのカリキュラム開発の6つのステップを参考に具体的なプログラムを検討した。Kernらのカリキュラム開発の6ステップは医学教育プログラム開発で使用されており、ある特定の課題に対する計画された教育活動として、学習者のニーズに着目したカリキュラム開発のプロセスである。本研究では学習者のニーズに基づきながら産後うつ予防という特定の課題に向けた産前教育プログラムの開発であるため、この枠組みを参考にしてプログラム開発を行った。現在分析の途中であるが、プログラムの内容に関する記述では、知りたかったことや学びたかったことが内容として含まれていて、学びが深まったというような記述が見られている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス拡大の影響により、介入プログラムの開発にかかる予備研究の段階からスケジュールが遅れた経緯があり、ようやく昨年度全ての介入を終えた。以降順次、プログラムの評価に関する質問紙を回収しており、今年度末に回収を終えたところである。次年度は分析及び評価を行い、結果を公表する予定である。
|
Strategy for Future Research Activity |
次年度は回収された質問紙を元に、現在までに終えている介入プログラムの評価を行う。それらの研究データをまとめ、一部学会などで速報を報告し、議論を重ねて充実したプログラムの評価となるように務める。
|
Report
(4 results)
Research Products
(4 results)