在宅緩和ケアにおける介護日記法を用いた家族ケアプログラムの効果 クラスターRCT
Project/Area Number |
20K19277
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 58080:Gerontological nursing and community health nursing-related
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
伊藤 絵梨子 (宮崎絵梨子) 横浜市立大学, 医学部, 助教 (50737484)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2020: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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Keywords | 在宅緩和ケア / 家族介護者 / 看取り / ケアプログラム |
Outline of Research at the Start |
本研究は、在宅緩和ケアにおける家族介護者に介護日記法を用いた家族ケアプログラムを開発し、その有効性をクラスター無作為化比較試験にて検証し、標準化を目指す。4か年計画であり【Phase1】(令和2~3年度)と【Phase2】(令和4~5年度)で構成される。 【Phase1】では介護日記法を用いた家族ケアプログラムを完成する。家族ケアプログラムは、家族介護者プログラムとプログラム提供者である訪問看護師プログラムから成る。【Phase2】では【Phase1】で完成した家族ケアプログラムの標準化に向け、プログラムの有効性を多施設共同クラスター無作為化比較試験にて評価する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、在宅緩和ケアにおける家族介護者を対象に、家族介護者のQOLの維持・向上に向けた介護日記法を用いた家族ケアプログラムを開発し、その有効性を検証することが目的である。家族ケアプログラムは文献検討やエキスパートインタビューに基づき、ONDIARY(Online Daily Diary)プログラムを開発し、その実現可能性についてはパイロットスタディで検証し、有効性については準実験研究で検証済みである。なお、これらの結果は昨年度に論文公表し、今年度に国際学会へ報告している。 今年度は、昨年度より着手しているONDIARYプログラムをアプリケーションとして開発すべくデモンストレーション版について、対象となる家族介護者や在宅医療に関わる専門職が使用すると想定されるデジタル媒体で動作性の確認を行い、Web会社と協働のもと、適宜アプリの機能を修正した。また複数名の研究者や専門職により、それぞれの媒体での入力確認を行い、より効果的な利活用が可能となるよう、コンテンツや機能面を検討し、適宜修正を行った。さらに日記記載におけるコンテンツの妥当性を確認するため、在宅緩和ケアにおける家族介護者を対象に実施した日記調査内容を整理し、内容分析を実施した。内容分析結果からONDIARYプログラムの目的に適っているか等を確認し、今後の利活用に向け、アプリ内容の修正を行った。 今後は修正されたアプリについて、実用化に向けより多くの対象で試行していく。また日記記載内容の内容分析結果を公表していく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
オンライン介護日記アプリケーションのデモンストレーション版について、実用化に向けた試行ができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
オンライン介護日記アプリの実用化に向け、支援者および対象者への検証を進めるとともに、アプリ内容の検討を行い、完成させる。
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Report
(3 results)
Research Products
(3 results)