心臓外科領域の周術期における吸気筋トレーニングの実施可能性を探る
Project/Area Number |
20K19326
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Chubu Gakuin University |
Principal Investigator |
西中川 剛 中部学院大学, 看護リハビリテーション学部, 講師 (70771385)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 吸気筋トレーニング / 呼吸筋トレーニング / 心臓血管外科 / 心臓リハビリテーション / 理学療法 / 周術期 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、心臓血管外科領域の患者を対象に吸気筋トレーニング(Inspiratory muscle training, IMT)の実施可能性について、介入前後で合併症発症率と入院期間を指標として有用性を検討する。また、IMTの安全に実施可能であるかを、IMT介入期間中の有害事象(例;中等度の呼吸困難や狭心痛の出現、不整脈の増加)の発生率およびその重症度を調査するとともに、プログラムの実施状況(セッション数、完遂率、脱落の理由)についても検討する。 本研究はIMTの負荷方式を従来の方法よりも小さな努力で大きな効果が得られるテーパード型とすることで、より高い効果と安全性が期待できる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、心臓外科手術施行患者に対して吸気筋トレーニング(Inspiratory muscle training, IMT)を実施し、プログラム介入前後で術後呼吸器合併症発症率などのアウトカムを指標として有用性を検討する。さらに、IMTの安全に実施可能であるかを、IMT介入期間中の有害事象の発生率を調査するとともに、プログラムの実施状況(セッション数、完遂率、脱落の理由)についても検討することである。 2022年度は、2021年度に引き続きデータ測定を継続しており、現在までに65例についてデータ収集を実施した。2022年度は呼吸筋力の特徴や術後の影響などの検証について実施できている。概要として、心臓外科手術施行患者全体を通して、開心術後の最大吸気圧(以下:MIP)は術前と比較し有意に低下するが、退院前では術前と有意差がないレベルまで改善がみられた。また、MIPコントロール群で、歩行やバランス機能に影響する評価項目が有意に高値を示した。この研究成果について、第6回日本循環器理学療法学会学術集会において報告している。さらに、2021年度から2022年度までの調査・介入において重大な有害事象は認められなかった。 しかし、診療体制の変更などにより想定よりも心臓外科手術施行患者の対象者数は確保できなかった。今後は予定している対象者数までデータ収集が見込めているため、これまでの介入効果の検証をまとめた上で、今後は論文投稿を予定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度は、本調査としてIMTプログラムの有用性および安全性、実施状況を検証することを計画し、目標症例数を70例としていた。その結果、65例についてデータ測定を完了しており、目標症例数まで5例ほど不足している状況である。また、脱落する症例なども踏まえると20例ほどの症例が解析のために必要と考えられる。そのため、予定していた論文投稿が遅れており、学会報告までに留まっている。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は、診療体制が再度調整できたため、残り20例の症例についてデータ測定を進めていく。また、IMTの効果検証についてデータ解析を進めており、研究成果のための学会報告及び英語雑誌への論文投稿を予定している。
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Report
(3 results)
Research Products
(5 results)