Project/Area Number |
20K19353
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Tokyo Kasei University |
Principal Investigator |
磯 直樹 東京家政大学, 健康科学部, 准教授 (70781649)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 運動イメージ / メンタルプラクティス / NIRS / tACS / 経頭蓋交流電流刺激 / 近赤外分光法 |
Outline of Research at the Start |
効果的なメンタルプラクティスの実践のためには運動イメージ中に運動実行と同等の脳領域が活性化することが重要である.近年,経頭蓋交流電流刺激が開発され,メンタルプラクティスの効果を促進することが期待される. そこで,本研究の目的は経頭蓋交流電流刺激を用いて運動イメージ中に運動関連領域を刺激することにより,運動実行に相当する脳活動領域の活性化を促進できるかを検証し,さらに運動イメージと経頭蓋交流電流刺激を併用した介入が運動スキルの向上に及ぼす影響を検証する.これにより,新たな神経生理学的なMI評価及び効果的なMPを開発する.
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Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は,メンタルプラクティスによる効果をtACSを運動関連領域に配置して刺激することで高めることができないかを検証するために,先ずはメンタルプラクティスを行う課題の学習の段階の違いによる脳活動への影響と効果の違いを検証した. メンタルプラクティスの効果と学習段階による影響,メンタルプラクティス後の脳血流動態は必ずしも一致せず,メンタルプラクティスの効果を発揮した段階でも,十分に関連領域が活性化したとはいえない結果を示した.そこで,2022年度は脳活動への影響に加えて,メンタルプラクティスによる効果とtACSの影響を実際のパフォーマンスから詳細に検証することを目標にパフォーマンスの評価をVR機器を利用して三次元座標の視点で比較できないかを検証した. 2023年度はVRを用いてメンタルプラクティスのパフォーマンスに対する評価を行うにあたり,VRにおいて見本となる運動と実際の運動との誤差から評価できないかを検証した.また,評価するにあたり,健常者と高齢者においては評価判定が可能な設定が異なることが予測され,適切な評価設定について検証した.健常成人13名,高齢者4名で検証した.その結果,運動速度や設定において両者ともに評価判定が不可能な場合もあり,誤差検出能力がある程度余裕がある基準で実施することが必要であることを示唆した.この結果を基に2024年度においてはメンタルプラクティスによる効果をtACSを運動関連領域に配置して、その効果をパフォーマンスを評価してVR機器を用いて実際に検証する.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初より予定していたtACSの実験において,被検者の確保ができず遅れていた.今年度ももVRによる3次元動作解析による評価の検証に留まり,実際にtACSを用いたメンタルプラクティスの実験には到達しなかった.しかしながら,2024年度より実験環境及び介入環境の設定が確定したことで,主目的であった実験及び介入研究へ移行していく予定である.
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Strategy for Future Research Activity |
コロナ感染による影響が軽減し,健常者だけでなく,高齢者においても研究に参加可能となり,今年度から高齢者にも協力を依頼し,実験を行うことができた.今後の方策としては本実験の方法が確定したことにより,主目的であった実験及び介入研究に移行してデータ収集を行い、成果発表を行いたいと考えている.データ計測に関してはtACS機器及びVR機器を所有している施設の研究協力者と相談をしながら,複数個所で2024年の実験を遂行して、円滑に実験データ及び介入研究データを取得していくこととする.成果発表についてもデータ取得後に解析を進め,国際誌へ投稿を行うこととする.
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