フレイル・要介護予防のための環境因子に着目したチェックリスト及び対策集の開発
Project/Area Number |
20K19357
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Teikyo University of Science & Technology |
Principal Investigator |
澤田 有希 帝京科学大学, 医療科学部, 講師 (40747995)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | フレイル / 高齢者 / 虚弱 / 環境因子 / 住環境 / 住環境整備 / 要介護予防 |
Outline of Research at the Start |
フレイル(虚弱)・要介護予防が喫緊の課題となる中、住環境など環境因子における具体的な予防策や研究成果は示されていない。そこで、本研究は、フレイル・要介護の背景要因の一つと想定される環境因子に着目し、フレイル・要介護予防のための環境チェックリスト及びその対策集の開発を目的とする。そのために、まず地域在住のフレイルの高齢者から、自覚的な困りごととその対策を収集する。次に、環境因子とフレイルの関連性を経時的に追い、リスクの高い環境因子を明らかにする。さらに、環境チェックリスト及び対策集を作成する。これにより、高齢者や家族が自ら環境をチェックし、対策を講じることで、フレイル・要介護予防につながる。
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Outline of Annual Research Achievements |
フレイル(虚弱)・要介護予防において、住環境などの環境因子における具体的な予防策に関する研究成果は乏しい。フレイルの予防に関しては、栄養・運動・社会参加が重要だとされているが、その背景には何らかの環境因子が存在すると考える。 本研究では、フレイル・要介護予防の観点から、背景因子の要因の一つとして環境因子があるのではないかと考え、環境因子についての実態把握と、環境因子に関するチェックリストやその対策集の開発を目的に研究を進めている。 1年目の令和2年度は、海外での状況の把握や、フレイルに関連する閉じこもり、栄養失調など、これまで別々に研究されてきた具体的な予防策に関する研究について文献調査を行った。 2年目の令和3年度は、コロナ感染症の影響もあり、研究の一時中断を余儀なくされ、アンケート調査が実施できなかった。 3年目の令和4年度は、高齢者に対して数件のアンケートの予備調査として、ヒアリングを実施した。そこでは、コロナ感染症の拡大により、個人を取り巻く環境因子は多大なる影響を受けていることが明らかとなった。コロナ感染症による影響を調査するうえでは適するかもしれないが、コロナ感染症が5類に落ち着き、日々の生活が戻った段階でアンケートをとった方が当初の目的となるフレイルや要介護予防の観点からの情報が得られるのではないかと考えた。そこで、準備してたアンケートを令和5年度はアンケート調査を実施する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
大規模なデータの収集に至っていないため、遅れていると判断する。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度は、アンケート調査を実施する。これまでは、環境因子をとらえる際に、コロナの影響を多分に受けることが予想された。コロナ感染症の影響も落ち着き、一般的な環境因子の状況の調査が可能と判断できるためである。 一次調査としてアンケート調査をし、数か月後に二次調査として追加のアンケートを実施する。場合によっては、インタビューも検討する。
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Report
(3 results)
Research Products
(3 results)