Project/Area Number |
20K19382
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Chiba Prefectural University of Health Sciences |
Principal Investigator |
江戸 優裕 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 准教授 (20743694)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 足部 / 運動連鎖 / 歩行 / 三次元動作解析 |
Outline of Research at the Start |
本研究は健常若年者を対象に三次元動作解析手法による歩行解析を行う。まず、足部の運動を詳細に捉えて下肢関節運動との関連を分析することにより、足部運動が歩行にどのように影響するかを明らかにする。その上で、臨床現場で実用可能な歩行コントロールのための足部評価法と介入法を見出す。 これにより、本研究は下肢関節疾患の病態運動の改善や健常者の障害予防のための足部介入への基盤となる。また、経験則に基づいて行われている足底板等の介入に対してエビデンスを提供する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は足部運動と歩行時の下肢関節運動との関連を分析することにより、足部運動が歩行にどのように影響するかを明らかにするものである。その上で、臨床現場で実用可能な歩行コントロールのための足部評価法と介入法を見出す。これにより、本研究は下肢関節疾患の病態運動の改善や健常者の障害予防のための足部介入への基盤となるとともに、経験則に基づいて行われている足底板等の介入に対してエビデンスを提供するものである。 当該年度の成果の概要としては、健常若年者を対象に三次元動作解析装置と床反力計を用いて歩行時の下肢運動や足部と下腿の運動連鎖の動態計測を行った結果から、歩行時の膝関節と足部の運動の関係について検討した。具体的には、膝関節運動を高精度に計測可能なPoint cluster technicと、足部を複数セグメントに分けて計測可能なOxford Foot Modelを併用した歩行解析と運動連鎖の動態解析の結果を用い、歩行時の膝関節運動に関与する足部運動について、足部と下腿間の運動連鎖を踏まえて多変量解析を行った。その結果、立脚中期に後足部外方傾斜が小さく、下腿回旋の運動連鎖が大きいほど膝関節屈曲位となることや、立脚期を通じて下腿外方傾斜と下腿回旋の運動連鎖が大きいほど膝関節内反位となることが明らかになった。交絡因子の可能性や因果関係については引き続き検討の余地があるものの、歩行時に足部運動が膝関節運動に影響することを示す基礎知見となった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルスの流行により実験機関の倫理審査が遅れたことと、複数波の感染拡大による実験遂行の遅延を取り戻せていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続きデータ収集を遂行するとともに、解析して学会および論文発表を行う計画である。
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