Project/Area Number |
20K19391
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Chubu Gakuin University |
Principal Investigator |
笠野 由布子 中部学院大学, 看護リハビリテーション学部, 准教授 (00512823)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 妊産婦 / 腰痛 / 骨盤痛 / 骨盤形態 / 胸腰椎アライメント / 柔軟性 |
Outline of Research at the Start |
妊産婦の多くが経験する腰痛・骨盤痛は、妊娠に伴う体形・姿勢の変化などの関与が報告されており、その予防には運動療法や骨盤ベルトなどの着用が有効であるとされている。しかし、腰痛・骨盤痛が発生する部位等によって介入を区別するなどの専門的な介入は十分でない。 本研究は、妊産婦を対象に腰痛・骨盤痛の部位や程度を調査するとともに、経時的に胸腰椎アライメント・骨盤形態の計測を行う。そして、腰痛・骨盤痛の発生が骨盤形態や胸腰椎アライメントの変化と関連するか否か、もし関連する場合、その痛みの部位によって骨盤形態や胸腰椎アライメントがどのような特徴をもつかについて明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
妊産婦が経験する腰部、骨盤帯周囲の疼痛は、妊娠に伴う体形・姿勢の変化や産後の活動による身体的負担などの関与が指摘されており、その予防や改善には運動療法や骨盤ベルトなどの着用が有効であるとされている。しかし、その対応方法については、その原因に応じた系統的な治療法が確立されているとは言い難く、また症状を有する妊産婦は多くQOLに大きな影響を及ぼしているものの、適切な対処に結びつかない場合も多い。 本研究の目的は、産前および産後1年程度の妊産婦を対象に、腰痛・骨盤痛の部位や程度の調査、胸腰椎アライメントおよび柔軟性、骨盤形態の計測を行い、腰痛・骨盤痛の発生部位が骨盤形態や胸腰椎アライメントおよび柔軟性の変化と関連するかを明らかにすることである。また、関連する場合は、その痛みの部位によって骨盤形態や胸腰椎アライメントがどのような特徴をもつかを明らかにすることである。これらの研究の結果は、産前産後の腰痛・骨盤痛に対する新たな予防法や治療法を提案しうる。 令和5年度より、調査対象となる産婦人科医院への定期訪問を行い、腰痛および骨盤周囲痛などの身体所見を有する妊婦および産褥婦の身体評価と症状の経過観察を開始した。身体評価の内容は、初年度に購入した計測器(脊柱計測器)を用いた姿勢評価、疼痛の部位や程度の評価、腰痛および骨盤痛に対する整形外科的テストとし、症状の経過を記録している。今後は、疼痛を有する妊産婦の姿勢と骨盤形態との関係、骨盤ベルトなどの処置による症状の変化をまとめ、妊娠出産の時期における疼痛の部位や特徴を整理し、特に出産前後の時期の症状について調査・検討を開始する予定である。また、単発でのイベントとして、産前産後の女性に対する胸腰椎アライメントと骨盤形態の計測会を実施した。今後この会においては、産前産後の腰痛、骨盤痛の有無と骨盤形態、姿勢アライメントに関する横断研究を実施する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染症の影響により、調査の対象となる助産院、産婦人科医院に定期訪問が困難となり、縦断的な経過観察が計画できない状況にあったため、再計画を余儀なくされている。令和5年度より調査協力機関である産婦人科医院において定期訪問を開始した段階にあるが、調査対象および評価項目の経時的観察数が少ないため研究目的を果たす症例数に至っていない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度より調査先への訪問を開始し、調査対象の妊娠期を限定的にするなどの計画変更を行い、対象者の抽出と定期測定を開始した。研究計画の遅れに対しては、調査先への訪問頻度を増加して、できる限り多くの対象者の経時的な観察を行うともに、特定の時期の対象者(出産前後など)に限局して腰痛・骨盤痛と姿勢アライメント等との関係を明らかにするなどの方針変更を行う予定である。また、横断的な調査も平行して実施し、特に胸腰椎等の柔軟性と腰痛・骨盤痛との関係を確認する。
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