高齢ドライバーのスムーズな移動手段移行を目指した評価尺度の作成と有用性の検証
Project/Area Number |
20K19424
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Japan University of Health Sciences |
Principal Investigator |
浅見 正人 日本保健医療大学, 保健医療学部理学療法学科, 助教 (40821723)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 自動車運転 / 運転習慣 / 一般成人 / めまい患者 / ヒヤリハット / 運転回避行動 / 有害事象 / モビリティデバイス / ハンドル形電動車いす / めまい / ARMT / 高齢者ドライバー / 運転移行支援 |
Outline of Research at the Start |
急な自動車運転の中止は移動手段の喪失を招き、うつ病や要介護リスクを増大させる。このリスク軽減策として運転継続時から移動手段の移行準備をすることが重要である。日本では歩道の整備不足やモビリティデバイスの運用が少ない等の理由から、海外と比較し移動手段の移行準備が遅れると予想される。そのため、日本での移動手段の移行準備状況を新たに評価する必要がある。 したがって、本研究では移動手段の移行準備を評価する日本語版の評価尺度を作成し、日本での移動手段の移行準備状況と運転中止に及ぼす影響を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
昨年度に市内成人1400人に対し自動車運転に関するアンケート調査を実施した。その結果548名より返信があった。返信があったのは男性149名(71.8±8.8歳)、女性399名(64.2.8±8.9歳)であった。また運転習慣において運年日数、運転距離、運転に対する自信、運転に対する回避行動について、男女差を比較した結果、男性のほうが、運転に対する自信が有意に高く、女性のほうが回避行動を男性より多くとっていることが分かった。また、交通事故件数やヒヤリハット件数には性別にて有意差はなかった。 また、めまい外来を受診する患者156名に対し同様のアンケート調査を実施した。その結果一般成人と比較し、めまい患者において有意な運転習慣の違いはなかった。しかし、めまい患者の中で比較すると、めまいの主観的症状が強いと運転に与える影響は大きくなった。ヒヤリハット件数やめまいによる運転制限はめまいの重症化に応じて有意に高まった。 これらの結果から、運転は性別により大きくことなり、まためまいがあるが場合には、その症状により運転習慣が大きく異なることがわかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
対象者の募集に大きく時間を要している。しかし、対象者の範囲を広げること、アウトカムの調整を行うことで対象者の確保を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究における調査を行い、現在データをまとめ論文執筆に向けた準備を進めている。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)