スポーツ現場で有用なハムストリング肉離れ重症度評価法の検討
Project/Area Number |
20K19435
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
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Research Institution | Ryutsu Keizai University (2022-2023) Fukuoka University (2020-2021) |
Principal Investigator |
西田 智 流通経済大学, スポーツ健康科学部, 助教 (40847513)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
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Keywords | ハムストリング肉離れ / ハムストリングの機能評価 / ノルディックハムストリング / レーザーハムストリングカール / Single leg bridge test / エキセントリックエクササイズ / hamstring bridge test / 妥当性・信頼性 / 予後予測 / 競技復帰基準 / FASH日本語版 / 異文化適応 / 重症度評価 / 機能評価ツール |
Outline of Research at the Start |
Functional Assessment Scale for Acute Hamstring Injuries(FASH)はスポーツ現場におけるハムストリング肉離れ受傷後の簡便な機能評価が可能なツールであり、受傷直後の評価や経過観察への有用性が示唆されている。そこで、本研究ではFASH 日本語版を作成し、FASH 日本語版によるハムストリング肉離れ受傷後の機能評価とMRI による重症度評価との関連を検討することで、FASH 日本語版を用いたハムストリング肉離れの重症度の推定、ひいては再発リスクのスクリーニングが可能かどうかを明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
FASH日本語版の妥当性検証に関しては、再度原案者とコンタクトを取り、FASH日本語版の妥当性、信頼性の検討のための研究計画を作成し、倫理委員会からの承認を得た。具体的には、スポーツ医科学を専門とする医療従事者、指導者、研究者(専門家)およびハムストリング肉ばなれを受傷しスポーツ活動を制限している選手またはハムストリング肉ばなれの既往を有する選手(肉ばなれ受傷・既往者)に対して、日本語版FASHへ回答してもらった後に集団または個人面接にて半構造化インタビューを行う。2024年度より順次研究を開始している状況である。期間内に成果を出すことはできなかったが、今後も研究を続け成果を報告していく。
また、前年度に実施した以下の研究に関して、論文化し国際誌に採択された。 ・ノルディックハムストリングの変法であるレーザーハムストリングカールに着目し、発揮筋力や動作中の筋活動に関してノルディックハムストリングと異なる特徴があることを明らかにした ・ハムストリングのエンデュランス能力として注目されているSingle leg hamstring bridge testに関して、ノルディックハムストリングフォースとの関連を検討した これらの研究成果は、レーザーハムストリングカールやSingle leg hamstring bridge testをハムストリング肉離れ受傷後の機能評価項目となりうるかどうかを検討するうえでの、重要な資料になると考える。
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Report
(4 results)
Research Products
(2 results)