Development of a dual-task system to determine the independent toileting ability of patients
Project/Area Number |
20K19459
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59010:Rehabilitation science-related
|
Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
渡部 喬之 昭和大学, 保健医療学部, 准教授 (70787077)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2023: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2020: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
|
Keywords | dual task / トイレ動作 / 転倒 |
Outline of Research at the Start |
本研究はdual task評価システムを用いて、誰もがトイレ動作自立判定ができるシステムを開発することで、介護施設で簡便にトイレ動作自立判定が可能となり、転倒発生とそれに伴う要介護予防に寄与することを目的としている。 研究手順は、研究代表者らがすでに考案し、トイレ動作能力との関連性が示されているdual task stepping testの普遍性を検討したのち、工学系専門家の協力を得て誰もが簡便にトイレ動作自立を判定できるシステムを開発する。その後、介護施設へ当システムを導入し、効果を検証していく。
|
Outline of Annual Research Achievements |
転倒は要介護状態を招くものであり、その予防は社会的課題である。転倒に至った行動理由はトイレに関するものが最も多く、トイレ動作の適切な自立判定は転倒予防に重要である。 令和2年度は、脳卒中患者におけるdual task stepping testのトイレ動作自立判定の有用性を英語論文にて公開した。次いで、本テストの普遍性を検討するための研究を開始した。脳卒中以外の疾患を含めた入院中の高齢者に対し、リハビリテーション専門家がdual task stepping testを使用し、トイレ動作自立判定、転倒予測精度を検討していくため、所属施設倫理委員会への申請を行った。 令和3年度は、所属施設倫理委員会の承認が得られ、データ取得を開始した。2021年1月から12月までに、当院に急性期疾患治療目的で入院した65歳以上の高齢者92名のデータ取得を行った。データ取得に伴い有害事象の発生は無かった。次いで、対象者のdual task stepping testの結果と、トイレ動作を含めた退院時ADL予測、入院時転倒発生予測の精度について分析を行い、予測精度が高いことが明らかになった。 さらに回復期脳卒中患者27名のdual task開始時、経過時の区分ごとのdual taskパフォーマンスを、解析ソフトを用いて定量化し、歩行自立との関連を検討した。本知見はdual taskトレーニング内容を検討するうえで有用なものであった。 令和4年度は取得したデータを基に、2本の英語論文がアクセプトされ公開予定である。今後は他施設でのデータ収集を進めていく予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画では、介護施設にて前向き研究を実施する予定であったが、コロナ禍で研究実施が困難となり、急性期病院、回復期病院での実施となった。一方で、前向き研究によるデータ取得と公開は、予定よりも早く完了することができた。
|
Strategy for Future Research Activity |
今後は回復期の他疾患を対象にデータ取得を継続し、dual taskパフォーマンスの定量化、転倒予防との関連を検討することを目的に、研究を継続する予定である。
|
Report
(3 results)
Research Products
(2 results)