Project/Area Number |
20K19486
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
小林 洋平 順天堂大学, 医学部, 非常勤助教 (10815690)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 多血小板血漿 / PRP / 膝蓋腱損傷 / 変形性膝関節症 / 多血小板血漿療法 / スポーツ外傷・障害 |
Outline of Research at the Start |
多血小板血漿(PRP)は低侵襲な新規運動器治療として有望視されているが, 様々な精製法で得た内容の異なるPRPが混同されている. 本研究では, 質の異なるPRPによる細胞増殖・分化への影響や動物モデルでの修復の差異の比較などの基礎研究と各種病態に対する治療効果の比較などの臨床研究を並行して行うことで, 我々が理想と考える組織や病態に応じたオーダーメイドPRP療法を確立を目指すことを目的とする.
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Outline of Annual Research Achievements |
多血小板血漿(PRP)は, 血液を遠心分離して得られる血小板や成長因子を豊富に含んだ血漿分画であり, 安全かつ簡便に組織修復を促進し得る低侵襲な新規治療として有望視されている. しかし, 分子レベルでの作用機序に不明点が多いことや, 様々な精製法で得た内容の異なるPRPが種々の疾患に汎用されていることなどが有効性エビデンス構築の障害となっている. 本研究は, 質の異なるPRPによる運動器由来細胞の増殖・分化への影響の比較や動物モデルでの修復の差異の比較などの基礎研究と各種病態に対する異なる質のPRPによる治療効果の比較などの臨床研究を並行して行うことで, 申請者が理想と考える組織や病態に応じたオーダーメイドPRP療法の基盤を確立して運動器疾患治療に貢献することを目的としている.本研究では上記の目的を達成するため, ①各種PRPの質の比較, ②質の異なるPRPが運動器由来細胞の増殖・分化に与える影響の比較, ③動物モデルを用いた質の異なるPRPによる組織修復過程の比較, ④各種病態に対する質の異なるPRPによる治療効果の比較の4つの目標を設定して研究を遂行している. これまでに①および④に関して変形性膝関節症に対するPRP療法における治療効果に影響する因子に関する基礎および臨床研究の成果報告として論文化している. 2022年度は, ③に関してマウス変形性膝関節症モデルを用いて質の異なるPRP投与を行い, それぞれの軟骨修復過程の検証など組織学的な解析を行っており, 2023年度中に研究成果をまとめて学会発表および論文化する予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究では, 上述の通り予め設定した目標とマイルストーンに従って研究を遂行しているが, コロナ禍の影響による実験の遅延や成果発表機会の延期などにより研究期間の1年延長手続きを行った.
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Strategy for Future Research Activity |
上記マイルストーンのうち, 2023年度は②質の異なるPRPが軟骨や関節内滑膜由来細胞の増殖・分化に与える影響の比較の実験を遂行し, ③に関してはマウス変形性膝関節症モデルを用いた質の異なるPRP投与による組織学的な解析に関する学会発表や論文化といった成果報告を予定している.
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