Project/Area Number |
20K19511
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
|
Research Institution | Ryutsu Keizai University |
Principal Investigator |
吉川 徹 流通経済大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (90826257)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
|
Keywords | 肥満者 / 有酸素性運動 / レジスタンス運動 / 糖負荷 / 血圧 / 運動様式 / 運動強度 / 身体活動 / 大動脈血圧 / 糖負荷試験 / 運動処方 |
Outline of Research at the Start |
心臓近位の大動脈における中心血圧を低下させることは循環器系疾患の予防において非常に重要である。これまでに申請者は、標準体重者の中心血圧は食後に低下するが、肥満者においてはその応答が減弱していることを報告してきた。さらに、肥満者における食後の中心血圧応答を改善するには、食事制限よりも有酸素性運動が有効であることを示してきた。しかし、有酸素性運動と同様に運動処方で推奨されるレジスタンス運動が食後の中心血圧応答に与える影響や、それらの運動の適切な強度は不明である。そこで、本研究では、運動強度の異なる有酸素性運動またはレジスタンス運動が食後の中心血圧応答に及ぼす急性効果および慢性効果を検討する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
心臓近位の大動脈における「中心血圧」を低下させることは、循環器系疾患の予防において非常に重要である。中心血圧には日内変動があり、近年では食後における中心血圧が注目されている。本研究では、当初、研究課題Ⅰで「肥満者における一過的な有酸素性運動またはレジスタンス運動が食後の中心血圧応答に与える急性的な影響」を運動強度に着目して明らかにし、その結果から導き出されたトレーニングプログラムに基づいて、研究課題Ⅱで「肥満者における定期的な有酸素性運動またはレジスタンス運動が食後の中心血圧応答に与える慢性的な影響」を明らかにすることを目的としていた。しかし、研究計画の遅れ(理由は別記)により、研究課題Iのみに焦点を当てて研究を進めている。 2023年度は、肥満者における単回運動が食後の中心血圧応答に与える影響を運動の様式と強度に着目して検討した(2024年度も継続中)。具体的には、「低強度長時間の有酸素性運動」「高強度短時間の有酸素性運動」「座位安静」の3条件、および「低強度高回数のレジスタンス運動」「高強度低回数のレジスタンス運動」「座位安静」の3条件を設け、それぞれランダム化クロスオーバー試験を進めている。一過的な運動または座位安静の後において、食後の状況を模擬する方法として確立された75gブドウ糖負荷試験を実施する。糖負荷試験の直前(空腹時)、60分後、120分後に中心血圧の測定および採血(血中グルコース濃度、血中インスリン濃度などの測定)を行う。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2020~2021年度は、新型コロナウイルスの感染拡大により、ヒトを対象とした研究活動が大幅に制限されたため。また、2023年度の途中から、血圧計の故障によって研究が一時停止したため(2024年度から再開している)。
|
Strategy for Future Research Activity |
2023年度の内容を継続して行う。
|