Project/Area Number |
20K19605
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59030:Physical education, and physical and health education-related
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Research Institution | Chiba University of Commerce |
Principal Investigator |
藤野 和樹 千葉商科大学, 基盤教育機構, 講師 (10849219)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2022: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2021: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2020: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
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Keywords | 大学体育 / 競技経験 / バドミントン |
Outline of Research at the Start |
本研究は,大学体育バドミントン授業受講者を対象に,競技経験がストローク動作に及ぼす影響を明らかにすることを目的とする.具体的には,受講者のストローク動作を撮影し,マーカーレスで動作解析ができるソフトを用いて,各動作局面における関節角度,動作スピード,ラケットヘッドの移動距離といった変数の抽出を行う.抽出した変数を競技経験別に比較し,競技経験が変数に及ぼす影響を検討する.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,大学体育バドミントン授業受講者を対象に,競技経験がストローク動作に及ぼす影響を明らかにすることを目的としている.これにより,競技経験別に技能課題が抽出され,それに基づいた指導法を開発するための基礎資料が得られることを期待している. 令和2年度は,大学体育バドミントン授業で用いている技能ルーブリック得点の分析を行った.研究対象者には,ルーブリックに基づきストロークを実施させ,実施後すぐに自己評価させた.各レベルに1を加え点数化した(レベル0を選択した場合は1点,レベル4を選択した場合は5点).自己評価するストロークは9項目あり,最大45点であった.また,倫理的配慮として1)研究対象者の自由意思による研究参加であること,2)研究協力の意思を示した後でも同意を撤回できること,3)研究協力しない場合も不利益を一切被ることはないことを説明し,記入されたルーブリックの提出によって同意の意思表示を得た.この得点を競技経験別に分析したところ,1)バドミントン経験者,2)打具操作種目,3)その他の球技,4)その他の運動部,5)運動部経験なしの順に技能得点が高いことが明らかとなった.これはサービス動作の結果と同様であった.このことから,サービス能力のみならず競技経験は,各ストローク能力にも影響を与えることが示唆された. 令和3年度では,オーバーヘッドストロークの動作分析を行った.側方から撮影した動作をもとに,インパクト時の手関節角度,肘関節角度,肩関節角度を算出した.関節角度について競技経験別に一元配置分散分析をおこなった.その結果,競技経験によって異なる動作様式であることが明らかとなった.今後は後方から撮影した動作分析を行なっていく予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和2年度に予定していた動作撮影がコロナ禍の影響で実施できず,予定がその分遅れている.残りの分析および論文の執筆を進めていく予定である.
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は令和2年度に実施できなかった動作撮影を行えた.分析作業はその分遅れているが,一つ一つ丁寧に行っていく必要がある.研究期間の延長も視野に入れながら,しっかりと研究を遂行していくこととする.
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