小学校体育科の体つくり運動領域における幼小連携研修プログラムの開発
Project/Area Number |
20K19616
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59030:Physical education, and physical and health education-related
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Research Institution | Nara University of Education |
Principal Investigator |
宮尾 夏姫 奈良教育大学, 保健体育講座, 准教授 (00715120)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 小学校体育科 / 体つくり運動 / 用具を操作する運動 / 幼小連携 / 多様な動き / 研修プログラム |
Outline of Research at the Start |
本研究は,小学校体育授業における幼児教育との接続を踏まえた系統的な指導実現に向けた幼小連携研修プログラムを開発するために,以下の課題に取り組む。 課題Ⅰ幼児教育との接続を踏まえた体つくり運動の指導資料の開発:1体つくり運動授業実践の現状に関する検討,2体つくり運動領域に関する指導内容の系統性に関する整理,3幼児教育との接続を踏まえた体つくり運動の指導支援資料の作成及び効果検証 課題Ⅱ 幼児期から児童期の系統的指導を可能とする幼小連携研修プログラムの開発:1幼児教育と小学校教育の連携に関する実態及び課題の検討,2多様な動きの経験及び獲得に向けた幼小連携研修プログラムのプロトタイプ開発
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題の目的は,小学校体育授業における幼児教育との接続を踏まえた系統的な指導実現に向けた幼小連携研修プログラムを開発することである。とりわけ体育授業を苦手とする教師の体育授業を支援するために,1,体つくり運動領域の指導支援資料を作成し,2,指導支援資料の活用を位置づけた研修プログラムのプロトタイプを開発する。 本年度は,体つくり運動領域の指導支援資料を作成するために,用具を操作する運動を中心とした指導プログラムを作成し,その効果検証を行った。第2学年及び第3学年を対象に指導プログラムを作成し,第3学年の児童を対象として効果検証を実施した。効果検証にあたってはコオーディネーション系能力の測定評価を行うとともに,投げる動作に関する動作分析も実施した。その結果,今回の実践において測定項目の顕著な向上は認められなかったものの,動作の精緻性を高める様子が確認された。 今後は,本研究結果を踏まえて指導プログラムの修正を行う必要がある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
3カ年に渡り新型コロナウイルス感染症の影響を受けたことが大きな要因である。初年度より新型コロナウイルス感染症の影響を受け,当初予定していた調査等が実施できていない。また,それに合わせて一部の計画を修正して進めたが,当初計画段階の 予定からは遅れている状況にある。
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Strategy for Future Research Activity |
3カ年目に指導プログラムの実践及び効果検証を事例的に行うことができた点は大きな成果であると考える。しかしながらその結果については十分な成果が得られなかったことから再度検討する必要があると考えられる。この点について,次年度には中心的にすすめる必要があり,研修プログラムのプロトタイプ作成以前に必要な内容であると考えられる。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)