Project/Area Number |
20K19693
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 59040:Nutrition science and health science-related
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Research Institution | Kyoto Women's University |
Principal Investigator |
橋本 彩子 京都女子大学, 家政学部, 講師 (70781813)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 亜鉛 / 栄養 / 亜鉛トランスポーター / 亜鉛欠乏 / トランスポーター / ZIP4 / ZNT1 / 亜鉛栄養 |
Outline of Research at the Start |
亜鉛は味覚や免疫、神経機能に不可欠な栄養素である。近年、我が国において亜鉛欠乏者が増加傾向にあり、有用な亜鉛欠乏対策の構築が急務となっている。亜鉛の腸管での吸収率は通常約30%であり、亜鉛摂取量を増大するとさらに吸収効率は低下を示す。したがって、亜鉛欠乏を予防するためには摂取量だけでなく、吸収効率を高めることが極めて有効な手段であると考えられる。そこで、本研究では腸管での亜鉛吸収機構(亜鉛トランスポーター)に着目し、食物由来の亜鉛吸収促進因子を見出し、その効果を検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
これまでの解析から複数の香辛料や種実類の抽出物にZIP4発現促進効果を見出している。R5年度は、見出した抽出物についての詳細な解析を進めた。細胞内亜鉛レベルの変化を評価するため、レポータアッセイ系を構築し評価した。さらに、細胞内亜鉛レベルの指標となるメタロチオネインのmRNA発現量をリアルタイムPCRにより定量し評価した。その結果、見出した抽出物が細胞内の亜鉛レベルを有意に増大させる効果を有することを明らかにした。 さらに、細胞表面ビオチン化アッセイを行い、見出した抽出物が細胞表面上でのZIP4発現量を増大させてしていることが明らかとなった。このことから、見出した抽出物は、ZIP4のエンドサイトーシスを抑制し、その結果、細胞表面におけるZIP4の存在量を増大させ、亜鉛取り込みに機能している可能性が考えられた。 また、見出した香辛料について詳細に評価するため、複数の原産地の試料を用いてZIP4発現促進効果を評価した。その結果、原産地により効果の強さに大きな差が認められた。この効果の強さの差が、香辛料に含まれる成分の違いによるのかについて、現在検討している。さらに、見出した香辛料について、低分子化合物ライブラリーを用いて活性成分の解析を行った結果、候補となる複数の成分を見出すことができた。今後はこの活性成分についての詳細な解析を進める予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ZIP4の発現量を増加させる因子について、低分子化合物ライブラリーを用いて有力な候補因子を見出すことに予定よりも時間がかかっており、ZIP4を増加させるメカニズムの解析が遅れているため。
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Strategy for Future Research Activity |
見出した抽出物のヒトZIIP4に対する効果を詳細に検討するため、ヒトZIP4を導入した極性細胞を樹立し、トランスウェルに培養後、同定した因子を添加したときの頂端膜のヒトZIP4と側底膜のZNT1の発現量の変化を評価する。
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