カレン難民の故地帰還とコミュニティの再形成を追う―映画制作と上映を通した考察
Project/Area Number |
20K20037
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 80010:Area studies-related
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
直井 里予 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 連携講師 (50757614)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 難民 / 帰還 / カレン人 / ドキュメンタリー / 第三国定住 / ドキュメンタリー映画 / 地域研究 / タイ / ミャンマー / 映像 / 故地帰還 |
Outline of Research at the Start |
ビルマ内戦の難を逃れてタイの難民キャンプで生活していたカレン系ビルマ人(カレン難民)の故地への帰還事業が始まっている。 本研究では、キャンプで数世代を過ごした後に故地ビルマ南部カレン州に帰還し新たな社会生活を営み始めた難民たちの姿を追い、ドキュメンタリー映画を用いた記録・分析を通して「帰還」をめぐる人々の社会関係(コミュニティ)の詳細を明らかにする。また、映像を媒体とした研究と上映を通して、当事者と研究者の相互交渉を図る新たな地域研究の手法を提示する。 したがって本研究は、「難民の帰還をめぐる社会関係の議論」と「映像表象の研究手法の議論」の二重構造をとる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、タイ・ビルマ国境に位置する難民キャンプで暮らす難民たちが、難民キャンプの閉鎖後、故地カレン州に帰還し、新たな社会関係を形成し、日常生活をどのように営むのか、「帰還」をめぐる難民のコミュニティ形成を過程を明らかにすることである。 分析にあたっては、2008年から約12年に渡り作成しているドキュメンタリー映画を用いる。 本研究は、これまで、難民キャンプと第三国定住地で行ってきた、難民の移動と定住に関する分析の、先端に位置づけるものである。 令和4年度は、これまでのデータや映像をまとめ、単著執筆と映画編集を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ渦およびクーデターのため、フィールドワークが行えなかった。 また、クーデター後、難民の帰還事業も滞ってしまったため。
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Strategy for Future Research Activity |
ビルマ国内におけるフィールドワークが引き続き行えない場合は、日本国内における第三国定住した難民の調査を行う。 また、コロナ感染流行がおさまり次第、タイ国内の難民キャンプにおける調査を再開予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(3 results)