Project/Area Number |
20K20117
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 90010:Design-related
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Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
畔柳 加奈子 京都工芸繊維大学, デザイン・建築学系, 助手 (10706550)
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Project Period (FY) |
2021-02-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2023: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2022: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2021: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2020: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | デザインプロセス / ニーズ定義 / デザイン方法論 / ユーザーリサーチ / テキストマイニング / プロダクトデザイン / 新商品開発 |
Outline of Research at the Start |
近年ものづくりの現場では様々な分野の専門家らとデザイナーとの協業が必須となっていが、デザインプロセスの実行は分野をまたぐ協業が難しく、デザイナーのスキルに委ねられている。これまでもデザイン手法の方法論化は多く行われてきたが、発想の核となる部分はブラックボックスとなっていた。本研究では、優れた商品コンセプトの創出に最も重要な「ニーズ定義」の工程に対して、応募者がこれまでの研究で導いた「ニーズ定義書式」に基づき、テキストマイニングを用いて質的な分析を支援する具体的手法を明らかにすることで、デザイナー以外の人間にもアプローチを可能とし、新商品開発における専門分野をまたいだ協業を促す。
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Outline of Annual Research Achievements |
並行して研究を実施しているプロジェクトを題材に、従来の方法(KJ法をベースにした分析)によるニーズ定義に加えて、関連のフィールドワークで得たインタビュー調査結果に対してテキストマイニングを用いたニーズ定義を行い、それらの共通点を確認した。ニーズ定義に基づいてプロトタイピングを実施し、ニーズの有効性の検証を行った。なお、テキストマイニングを用いたニーズ定義については、そのプロジェクトの成果報告に含む形で発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍で生じた前年度の遅れを取り戻すことがまだできていない。しかしながら、並行するプロジェクトと関連づけて推進することで改善してきている。
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Strategy for Future Research Activity |
ニーズ定義を目的とした分析(テキストマイニング)を行うにあたり、対象とするリサーチデータを実験的に新規に獲得することが難しいため、別のプロジェクトで得たリサーチデータを(匿名性を確保して)利用することとする。また、分析手法の有効性の確認として有識者評価を想定していたが、今年度協業した研究者からの助言より、定義されたニーズに基づくプロトタイピングで検証するアイデアを得、それを実行することができた。これらの方法で今後も研究を推進し、学会での発表を目指す。
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