Encourage children to be wise mothers and fathers in the near future: Challenge for solving child malnutrition
Project/Area Number |
20K20334
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Project/Area Number (Other) |
18H05315 (2018-2019)
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Pioneering)
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Allocation Type | Multi-year Fund (2020) Single-year Grants (2018-2019) |
Review Section |
Medium-sized Section 8:Sociology and related fields
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
宮本 和子 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (60295764)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平山 訓子 東邦大学, 看護学部, 助教 (10822710)
望月 和樹 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (80423838)
針谷 夏代 山梨学院大学, 健康栄養学部, 准教授 (80732784)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥25,480,000 (Direct Cost: ¥19,600,000、Indirect Cost: ¥5,880,000)
Fiscal Year 2021: ¥5,720,000 (Direct Cost: ¥4,400,000、Indirect Cost: ¥1,320,000)
Fiscal Year 2020: ¥5,850,000 (Direct Cost: ¥4,500,000、Indirect Cost: ¥1,350,000)
Fiscal Year 2019: ¥7,800,000 (Direct Cost: ¥6,000,000、Indirect Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2018: ¥6,110,000 (Direct Cost: ¥4,700,000、Indirect Cost: ¥1,410,000)
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Keywords | 子どもの低栄養 / 農村部住民主体型活動 / 農業による栄養改善 / 小学生交流 / COVID-19予防活動 / カンボジア / COVID-19予防衛生教育 / 子どもの栄養 / 学校保健 / 食育 / 当事者主体 / 相互学習 / 住民ボランティア / 栄養教育 / 相互交流学習 |
Outline of Research at the Start |
慢性的な低栄養が大きな健康課題になっているカンボジア農村部において、子どもたちが自らの健康課題や栄養課題に気づき、教員や村の大人たちとともに、栄養改善に取り組むプログラムを開発する。また、同世代の日本の子どもたちは先進国においても様々な栄養問題や健康課題に直面している。カンボジアの子どもたちとの日本の子どもたちの相互学習をとおして、お互いの栄養問題に気づき、相互支援を通して改善方法を考える。
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Outline of Annual Research Achievements |
1.カンボジアと日本の小学生の交流:前年度からの継続として、小学生のオンライン交流をとおして子供たちが自分たちの生活を振り返る機会を作り、そこでの気づきを整理した。ただし、カンボジアでは10月まで学校がほぼ「閉鎖」状況であり、また、交流活動の主体であったカンボジア側小学生は8月末にて小学校を卒業したため、現地の状況に合わせた限定的な実施であった。この2年間、カンボジアの小学校はほとんどが「閉鎖」状況であったため当初のテーマであった食生活にまで子供たちの話し合いを深めることはできなかった。両国の子供たちが共通課題として直面していた「COVID-19流行」への対応やそれによる生活の変化などを相互に質問しあい、共有した。また日本の子供たちがカンボジアの子供たちの卒業を祝う会をしたいという強い希望があり、子供たちの計画を元に実施した。 2.カンボジアの学童の栄養改善・健康改善に関する模索研究:対象である5校の教員および地域リーダーと複数回のオンライン会議や検討会を実施し、可能な範囲での研究活動を継続した。1)学校の閉鎖に伴い、継続して実施していた身体計測は中断し、実施することができなかった。2)COVID-19予防にからめた衛生教育やこれまで実施してきた栄養教育は現地スタッフによってリマインドすることができた。3)カンボジア側からCOVID-19流行に伴い多くの生徒・学童の家庭が困窮し、食生活も著しく悪化しているとの報告があった。これらの解決と1年目に計画した地域農業による栄養改善や子供達の自律的な食生活管理や栄養改善活動の取組みの一環として、困窮が著しい家庭への家庭菜園普及を開始した。地域の農業技術リーダーを指導者とし、子供たちが主体となり、保護者が共に家庭菜園を作り、日々の食生活の維持改善につなげることが可能かどうかを検証中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19流行により、 1.日本人研究者がカンボジアに渡航できず、現地調査を行うことができなかった。 2.カンボジアの対象学校が長期に休校・閉鎖となっており、計画していた活動の多くが実施できなかった。 3.2年目にカンボジア地域住民からの提案で計画した、対象地域での地域住民主体による栄養改善・健康改善活動も地域での集会制限が長期にわたり実現できなかった。 4.以上を受け、カンボジアと日本の状況を見ながら、実現可能な一部の調査研究活動を実施するにとどまった。
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Strategy for Future Research Activity |
1.研究期間を1年延長し、2022年度末までとした。 2.学校での身体計測活動の導入とそれによる子供たちの体格基礎調査は当初予定していた対象学童・生徒は全員卒業してしまったが、可能な範囲で再開し、学校単位での身体計測による子供たちの健康・栄養モニタリングが本研究終了後も継続できる可能性を検証する。 3.2021年度に開始した困窮家庭生徒を中心とした家庭菜園活動の継続性や課題を検証する。家庭単位かつ子供と保護者による農業を基盤とした自律的・継続的な栄養改善活動の可能性を検証すると共に、生じうる課題とその解決方法を提案したい。 4.地域農業リーダーが主体となって、地域の中で取り組める栄養・健康改善活動の可能性について検証する 5.COVID-19流行を契機に感染症予防のための衛生管理に関する関心が高まっていることを利用し、子供たちの栄養・健康状況悪化の主要因である下痢症と飲料水管理についての地域調査を住民とともに実施予定である。
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Report
(4 results)
Research Products
(3 results)