Project/Area Number |
20K20727
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 4:Geography, cultural anthropology, folklore, and related fields
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
池谷 航介 岡山大学, 教育推進機構, 准教授 (60740321)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 剛介 久留米大学, 文学部, 准教授 (30632153)
原田 新 岡山大学, 教育推進機構, 准教授 (70721132)
楠 敬太 大阪大学, キャンパスライフ健康支援・相談センター, 特任研究員(常勤) (70770296)
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Project Period (FY) |
2020-07-30 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 障害者支援 / バリアフリー / アウトドア / 障がい者支援 / 余暇支援 / 障がい者スポーツ / アダプテッドスポーツ / 参加支援 / 移動支援 / 情報保障 / アウトドアレジャー / 合理的配慮 |
Outline of Research at the Start |
「障害者差別解消法」が成立し、障害に応じた合理的配慮の提供が義務化された。この結果、修学や公共の交通機関の利用等、公的な場面においては支援が拡充されつつある。他方、豊かな社会生活を送るためには公的場面での支援だけではなく、余暇を活用し、生活の質を向上させることが不可欠である。しかしながら余暇場面における支援については、十分な検討が進められておらず、研究・実践ともに領域すら存在していない状態であるといえる。 本研究は、障害者のレジャー及びアウトドア・ツーリズム等の先行的な取り組みを調査し、その効果や課題の検討を踏まえて基礎的知見をまとめることにより、今後の障害者の余暇充実に資するものである。
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年10月に兵庫県立丹波並木道中央公園で開催された「ひょうご里山フェスタ2022」においてアウトドア車椅子の体験ブースを開設し、実施スタッフや参加者からアウトドアにおける車椅子型モビリティの可能性あるいは課題について意見聴取を行った。また、いくつかの車椅子型モビリティを起伏のある遊歩道等で試走し、走破性や操作性に関して検証を行った。また、アウトドア車椅子による動作に関し、360度カメラ、視線位置カメラ等によって動画撮影を行い、実体験の全段階としてVR動画等で説明や疑似体験が効果的かどうかを確認するため、動画コンテンツの作成を行った。これらの検証により、そもそもアウトドア車椅子を用いることで行動可能な範囲が拡大する可能性について知見が得られたことに加え、そうした機器について未知である場合が多いことを想定し、どのような方法で情報発信を行っていけばよいのかについて検討を進めた。また、これらの基礎的な検討を踏まえ、アウトドア車椅子を生かせるフィールドとしてどのような条件を満たす必要があるのかについて考察を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナウイルス予防の観点から対人的な活動やイベント実施に制限があり、十分な実地調査が進捗しなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度が延長による研究最終年度となるが、コロナウイルスの蔓延に伴う影響を受け、特に障害者が参加可能な活動やイベントの開催や実地検証・調査が予定通り進捗しなかったため、今後は後倒した実地検証・調査を行うことと並行し、アウトドアバリアフリーの研究に資する基礎的な知見や資料を収集し、障害の有無に関わらず全てのアクティビティに参加可能な社会の実現に向けて必要な事項を考察する。
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