The Possibility of Combining Human Rights Theory and Scientific Knowledge Theory in Establishing Legal Rules for Medical Intervention-genome editing-for human embryos.
Project/Area Number |
20K20745
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 5:Law and related fields
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
建石 真公子 法政大学, 法学部, 教授 (20308795)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中塚 幹也 岡山大学, 保健学研究科, 教授 (40273990)
來田 享子 中京大学, スポーツ科学部, 教授 (40350946)
石井 哲也 北海道大学, 安全衛生本部, 教授 (40722145)
土屋 仁美 金沢星稜大学, 経済学部, 准教授 (80727040)
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Project Period (FY) |
2020-07-30 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥6,370,000 (Direct Cost: ¥4,900,000、Indirect Cost: ¥1,470,000)
Fiscal Year 2021: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2020: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
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Keywords | 生殖医療 / 尊厳 / ゲノム編集 / ミトコンドリア / ヒト胚 / 生命権 / 自己決定 / ドナーの同意 / 胚研究 / 生命への医科学による介入 / ジェンダー / トランスジェンダー / 生命倫理 / 遺伝子 / ゲノム編集と法規制 / 生命への医学の介入と法 / 個人の自律と個人および人間の尊厳 / オリンピズムとSOGI / 健康権 / GIDと産婦人科臨床 / 生殖医療における個人の自律と人間の尊厳 / ヒト胚の研究 / ヒト胚研究 / ゲノム編集とスポーツ倫理 / ヒト胚のゲノム編集と医師患者関係 / 科学と人権・生命権・健康権 |
Outline of Research at the Start |
近年の生殖医療におけるヒト胚へのゲノム編集は、将来の人類をはじめ遺伝子を編集される子の権利、将来の人類を含めた人間の尊厳、親の生殖の自由、治療として生殖医療を行う医師の治療権限やヒト胚に関する研究の自由等を対立させており、ルール構築は必須である。本研究では、ヒト胚や関係当事者の権利および将来の人類の権利をも射程に入れ、法学、医学や生命倫理学、スポーツ科学等の学問における「ヒト胚研究」の位置付けを明らかにし、「人権論と科学的知見を融合するための考察」したうえで得られた融合理論を各学問領域に還元可能にし、国際的にも国内的にも実効的に人権保障を基盤に置いたルールを構築するための理論を提示する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、生殖医療におけるヒト胚へに医学的介入に関して、人権論と科学的知見とを融合させる理論の可能性を探ることを目的としている。2022年度は、一方で、2022年2月に「総合科学技術・イノベーション会議」から「『ヒト胚の取り扱いに関する基本的考え方』見直しに係る報告ー研究用新規胚の作成を伴うゲノム編集技術等の利用等についてー」が公表され、ヒト胚に対する研究等利用が進展したため、こうした変化に関する確認と評価が必要となる。他方、生殖医療に係わる法制度においては、2020年「生殖補助医療の提供等及びこれにより出生した子の親子関係に関する民法の特例に関する法律」に関する改正案が公表され、卵子提供、代理懐胎の実施について合法とする方向性が明らかになってきている。このようなヒト胚をめぐる動きに対して、本研究課題は、ヒト胚に関して「尊厳」,「生命権」の観点から検討するために、法的な「尊厳」や「生命権」概念を明らかにする研究、およびそのような技術を望む「自己決定権」研究の双方からの検討に取り組み、covid-19禍におけるトリアージの問題、「代理懐胎」をめぐる尊厳の問題等、多方面から明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2022年度は、covid-19の影響により研究会の開催ができなかった。そのため、各自による研究の遂行となった。そのため、総合的な研究課題への取り組みという面ではやや遅れている。2023年度は、年度末を目途とした公開のシンポジウムに向けて、本研究課題のまとめを明らかにする予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は、生殖医療における尊厳、生命権および自己決定権という人権論の競合関係に関して、より具体的な解釈を明らかにする方向で研究を進める。ヒト胚をどのように扱うかは、研究対象、生殖医療の各場面で異なるが、科学と人権論の関係をより明らかにしていく。
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Report
(3 results)
Research Products
(47 results)