Clarification of the mechanism of mesenchymal stem cell stemness using iPS interference method
Project/Area Number |
20K21679
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 57:Oral science and related fields
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
窪木 拓男 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (00225195)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 亮 京都大学, 医学研究科, 特定准教授 (60506765)
大野 充昭 岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (60613156)
秋山 謙太郎 岡山大学, 大学病院, 講師 (70423291)
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Project Period (FY) |
2020-07-30 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥6,500,000 (Direct Cost: ¥5,000,000、Indirect Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
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Keywords | 間葉系幹細胞 / iPS細胞 / 幹細胞性 / 老化 / iPS干渉 |
Outline of Research at the Start |
間葉系幹細胞 (MSCs)は,多分化能,造血支持能,免疫調整機能など多彩な能力を有することが知られているが,老化によりこれらの能力が低下すると,加齢が引き起こす疾患群(骨粗鬆症,歯周病,サルコペニア等)に関与することが明らかになりつつある.したがって,このMSCsの幹細胞性維持に関わるメカニズムを明らかにし,その誘導法を開発することが,幹細胞老化をターゲットとする創薬に繋がると考える.そこで,本研究では,未だ誰もなし得ることのできなかったMSCsの幹細胞性制御に関わるマスター遺伝子を同定する.
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Outline of Annual Research Achievements |
近年,加齢変化が引き起こす疾患群に共通するホストの本質的変化として,ステムセルエイジングが注目されている.我々は加齢に伴い間葉系幹細胞(MSCs)の免疫調節能が著明に低下すること,また,骨芽細胞分化能の低下と脂肪細胞分化傾向への転換により,脂肪髄を呈することを明らかにしてきた.その結果,傷害組織で休眠から覚める,もしくは新たに動員されるMSCsの機能が低下し,局所の組織修復能や免疫調節能が低下,加齢性疾患の罹患感受性が上昇すると考えられる.したがって,骨髄MSCsの老化を防ぎ,幹細胞性が高いフラクションをいかに保つかが,これらの加齢性疾患におけるホストの病因の理解,さらには予防と治療に寄与するものと考えられる.そこで本研究は,骨髄MSCsの幹細胞性維持機構を解明することを目的に以下の実験を実施してきた. これまでに,MSCs幹細胞性維持に関わる因子の探索を目的に,ヒト骨髄MSCsとヒト皮膚線維芽細胞 (hADFs)から,RNAを抽出し,RNA-Seqにて網羅的に比較検討を行い,転写因子に焦点を絞り,データベースを構築し,関連遺伝子を抽出した.そして,抽出した転写因子の強制発現ベクターを作製し,iPS干渉法にてさらなる絞り込みを行った.さらに,抽出された転写因子をすべて,hADFsに強制発現させ,骨芽細胞へと分化誘導した.その結果,候補転写因子を遺伝子導入したhADFsは骨芽細胞へと分化することが可能となった.しかし,この誘導効率が低く,転写因子のさらなる絞り込みが必要となった.その原因の1つとして,iPS細胞への誘導効率の低さを考えた.そこで,今年度は,異なるウイルスベクターをもちいてiPS細胞への誘導効率を検証し,これまでの方法より効率よくiPS細胞へ誘導する方法を確立した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
骨芽細胞への分化誘導効率が低く,新しいiPS細胞への誘導方法を検討する必要が出たため,研究の進行状況はやや遅れていると考える.
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Strategy for Future Research Activity |
異なるウイルスベクターをもちいてiPS細胞への誘導効率を検証し,これまでの方法より効率よくiPS細胞へ誘導する方法を確立した.今後,この手法を用いて再度iPS干渉法による関連転写因子のスクリーニングを行い,より効率よく間葉系幹細胞へと誘導可能な遺伝子セットを決定していく予定である.
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Report
(3 results)
Research Products
(8 results)
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[Journal Article] Preclinical bioequivalence study of E.coli-derived rhBMP-2/β-TCP and autogenous bone in a canine guided-bone regeneration model2022
Author(s)
Nosho Shuji, Ono Mitsuaki, Komori Taishi, Mikai Akihiro, Tosa Ikue, Ishibashi Kei, Tanaka Yukie, Kimura-Ono Aya, Hara Emilio S, Oohashi Toshitaka, Kuboki Takuo
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Journal Title
Journal of Prosthodontic Research
Volume: 66
Issue: 1
Pages: 124-130
DOI
NAID
ISSN
1883-1958, 1883-9207
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Peer Reviewed / Open Access
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