異分野融合研究による女性ホルモンの変動と口腔マイクロバイオームの関連の解明
Project/Area Number |
20K21704
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 58:Society medicine, nursing, and related fields
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
向井 加奈恵 金沢大学, 保健学系, 准教授 (30755335)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大貝 和裕 金沢大学, AIホスピタル・マクロシグナルダイナミクス研究開発センター(保), 准教授 (40706983)
南 香奈 金沢大学, 保健学系, 助教 (30819389)
堀口 智美 金沢大学, 保健学系, 助教 (40768826)
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Project Period (FY) |
2020-07-30 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥6,370,000 (Direct Cost: ¥4,900,000、Indirect Cost: ¥1,470,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2020: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
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Keywords | 女性ホルモン / マイクロバイオーム / 異分野融合 |
Outline of Research at the Start |
女性ホルモンは正常な分泌維持がwellness向上には重要である。しかしながら、口腔に限っては正常な分泌がネガティブな影響を与えてしまうため、女性のwellness向上のためにも口腔マイクロバイオームと女性ホルモンの関係を明らかにすることは重要である。本研究課題では、次世代シークエンサーとバイオインフォマティクス解析技術を用い、女性ホルモンの変動と口腔マイクロバイオームの関連について明らかにすることを目的とする。本研究構想はwoman’s wellness microbiome学という新たな理論の構築に挑む革新的な取り組みの第一歩である。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は、次世代シークエンサーとバイオインフォマティクス解析技術を用い、女性ホルモンの変動と口腔マイクロバイオームの関連について明らかにすることを目的とする。本研究課題の遂行により、マイクロバイオーム制御因子としてのエストロゲンの役割が明らかとなることで、女性の健康を支えるマイクロバイオームの重要性を示し、新たな看護ケア方策の一助となると考えられる。この目的を明らかにするために、①対象からのサンプル採取、②基礎体温やホルモン濃度から次世代シークエンサー分析時期の選定、③次世代シークエンサー分析とバイオインフォマティクス解析、④結果の解釈と新たな実験系の検討に関して、研究期間に行う予定である。 2022年度では、以下を実施した。 1.バイオインフォマティクス解析やリアルタイムPCR法を用いてデータ分析を行った。健康成人女性の口腔マイクロバイオームでは、Streptococcus属の相対存在比は卵胞期で黄体初期および黄体後期よりも有意に高く、Prevotella 7およびPrevotella 6の相対存在比は卵胞期で黄体初期および黄体後期期よりも有意に低いことが明らかとなった。また、Simpson指数によるα多様性は卵胞期で黄体初期および黄体後期に比べて有意に低かった。これらの結果より、健康成人女性の月経周期における特徴的な口腔細菌叢の変化が明らかとなった。 2.研究組織内並びに細菌学の専門家を踏まえ、ミーティングを重ねて研究結果をまとめた。 3.学会発表として成果を公表した。 4.論文としてまとめ、成果を公表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初予定していた研究計画を一部変更したが、研究は予定通り順調に進んでいるため、おおむね順調に進展しているとした。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度に投稿論文査読中であったため、<補助事業の目的をより精緻に達成するための研究の実施(追加(再現)実験の実施や学会参加、論文投稿など)>として補助事業期間の延長申請を行い、2023.3.13付で承認を得た。 査読中の投稿論文が2023.3.20付で採択、2023.3.31付で公表となったため、補助事業期間延長申請の主目的は達成できた。残りの助成期間においては、関連学会への参加等を通し、当該研究のアウトリーチを行う予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)