Empirical Analysis of the Impact of Coronavirus Disease (COVID-19) on Land Prices
Project/Area Number |
20K22142
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0107:Economics, business administration, and related fields
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Research Institution | Research Institute for Humanity and Nature |
Principal Investigator |
片渕 結矢 総合地球環境学研究所, 研究部, 上級研究員 (40883450)
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Project Period (FY) |
2020-09-11 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 新型コロナウイルス感染症 / 行動変容 / 地価 / データベース構築 / 政策介入 / 処置効果 / ヘドニックアプローチ / パンデミック / 差の差法 / テレワーク / リモートワーク / COVID-19 / 都市計画 / 異質性 / 長期消費行動 / 分位点回帰 / 分位点処置効果 |
Outline of Research at the Start |
感染症が地価に与える影響はこれまで多くの議論が行われてきた.しかし,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の持つ影響は,これまで議論されてきた実体経済の収縮に伴う直接的影響のみならず,就業・生活意識の変容を通じた間接的影響があることが予想される.さらに,その影響は地価の程度によって異なることが考えられる.本研究では,わが国のデータを用いた実証分析により感染症の地価への直接・間接的影響を明らかにし,さらにその異質性を議論する.この分析によって,COVID-19による行動変容とその地価に対する異質性を考慮した,有効かつ実態に即した家計への住宅補助などの政策提言へと繋げられることが予想される.
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が有する地価への直接的・間接的な影響を明らかにすることと、それら地価への影響の地価分布に基づく異質性を明らかにすることを目的としている。 それら目的は、地価および感染症に関するデータを構築し、因果効果測定手法を用いて同質的・異質的な直接的・間接的な影響を明らかにすることで達成される。 2020年度においては、わが国の都道府県レベルの地価、テレワークや自粛・人流などの生活変容に関する間接的な変数、そして共変量として用いられるCOVID-19に関するデータを収集し、マクロレベルのデータベースを構築した。特に公的なデータベースから取得不可能だったCOVID-19に関する情報として、人々の長期的な消費行動に与える影響を有すると考えられる、政策介入に関するオープンアクセスデータベースを構築したうえで公開した。 2021年度においては、第一に、内生変数として都道府県地価調査より得られる地価情報、それらの付帯属性情報及び都道府県レベルの政策介入によりミクロレベルのデータベースを構築した。加えて、追加となるオープンアクセスデータベースとして、まん延防止重点措置に関するデータベース(covid-19_priority_measures)を公開した。上記データベースを活用し、マクロレベルでのテレワーク実施状況が地価に与えた影響に関する分析を行い、preprint論文を公開し、学会発表を行い、査読付き国際誌に投稿中である。さらに、地価分析に大きく関係している都市計画の観点から、COVID-19に関する都市部の回復力についての議論を行う論文を執筆し、査読付国際誌に投稿中である。 2022年度においては、重ねて行われた行動変容政策介入が人々の外出行動にどのような影響を与えたかに関する研究を行い、その結果は査読付き国際誌に掲載された。さらに、COVID-19に関する行動変容を促した政策介入と地価との関連について、学会発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
分析に関しては、2020年度に構築したマクロレベルのパネルデータセットを活用し、テレワーク実施状況が地価に与えた影響に関する分析を行い、学会発表を行い、preprint論文を公開すると共に査読付き国際誌に投稿中である。 加えて、COVID-19に関する行動変容を促した政策介入と地価との関連についての研究を行い、学会発表を行い、査読付き国際誌に投稿中である。 一方で、新型コロナウイルス感染症の状況により、当初予定していた共著者との議論及び学会参加が不可能であった。 したがって、本研究で2021年度に構築したミクロレベルのパネルデータを用いた研究に遅れが生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
第一に、ミクロレベルのパネルデータを用いた分析結果を、査読付国際誌に投稿する。 第二に、行動変容政策の地価に対する異質的な影響を計測することを目的とした研究を行い、学会において報告を行ってフィードバックを得て改善し、査読付国際誌に投稿する。
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Report
(3 results)
Research Products
(8 results)