Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
1980 年代以降、アフリカ、アジアの異なる社会においてイスラームの教えに基づく社会改革の動きが活発化した。地域や国によって傾向は異なるが近代教育を受けた若い信者達が中心となって立ち上げた教育改革や政治運動が社会に大きな影響を与えている。これらの運動は1990年代後半よりICTを利用した活動を展開するようになった。中にはテレビ局やメディア媒体を立ち上げ、活動を展開するものもある。本研究はこうした若い世代のイスラーム運動について、自らの専門である西アフリカ(セネガル、コートジボワール、ニジェール)を主な研究対象としつつ日本やインドネシアを含むアジアの事例も比較対象として、比較分析する。