Development of rubrics aiming at developing career abilities of university students
Project/Area Number |
20K22218
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
:Education and related fields
|
Research Institution | Showa Women's University (2023) Bunri University of Hospitality (2020-2021) |
Principal Investigator |
齊藤 絵理子 昭和女子大学, 全学共通教育センター, 准教授 (60811346)
|
Project Period (FY) |
2020-09-11 – 2024-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2020: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
|
Keywords | キャリア教育 / 若者のキャリア開発 / 大学生 / 新社会人 / 能力尺度 / 就職活動 / キャリア開発 / 学生の自己評価 / ルーブリック / キャリア能力育成 / 大学教育 |
Outline of Research at the Start |
本研究は『大学生のキャリア能力育成を目指したルーブリックの開発』と題し、ルーブリックを開発する。研究は、大学における学びとキャリア能力の育成に関する既存研究の理論を大学教育として学生に還元するものとなる。研究方法として3段階の過程を経る。まず、第1段階として、既存研究の理論より尺度をつくり調査を実施する。第2段階として、キャリア能力を育成できていると判断できる学生から特徴的な因子を抽出し分析する。第3段階として、その因子を分類し、学生評価の詳細な筆記基準、すなわちルーブリックに落とし込む。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、日本に特有の社会背景に即した大学生のキャリア能力の育成をめざし、大学における学びとキャリア能力の育成に関する研究を教育として活用し学生に還元すべく、キャリア能力育成の為のルーブリックを構築することであった。 研究方法として、はじめに文献研究から大学のキャリア開発能力尺度を作成した。そして2022年度までに4つの調査を行い、実証研究を行った。調査には作成した能力尺度を全て用い、これを計量し、分析した。 実証研究では、大学のキャリア開発系授業の中で能力尺度を用いたプレポスト調査、Webによる日本全国の多様な大学生を対象に能力尺度を用いた調査、かつ社会への移行度にキャリア開発授業が作用したかを尋ねた調査、新社会人を対象に能力尺度を用いた調査、新卒採用者を対象に能力尺度を用いた調査を行った。これらはそれぞれ分析し、学術的にまとめた。 そしてこれらの研究業績として、学術論文3本、国際学会プロシーディング論文1本、国内学会発表6本、国際学会発表1本の業績創出を行った。 研究の評価としては、各学会において、文献研究によるキャリア開発能力尺度の作成に高い評価を得ることが出来た。この能力尺度は様々な先行研究を参照し、日本の大学におけるキャリア開発教育のために新たな尺度を提示したことが客観的に評価された。 本研究で作成された能力尺度は、本申請課題のルーブリックの開発に該当するものであり、ここまでの一連の研究は、日本の大学において明示されたルーブリックが不在であるという教育上の課題に対し工学的なアプローチによって応答するものと位置づけられる。今後の研究としてこのルーブリックを用い、様々な集団に対し実証研究を行うことが望まれる。
|
Report
(3 results)
Research Products
(11 results)