Project/Area Number |
20K23209
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0908:Society medicine, nursing, and related fields
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Research Institution | University of Toyama (2022-2023) Kanazawa Medical University (2020-2021) |
Principal Investigator |
亀谷 茉里子 富山大学, 学術研究部医学系, 助教 (50882776)
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Project Period (FY) |
2020-09-11 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 腹圧性尿失禁 / 股関節内転筋 / 骨盤底筋訓練 / 産後女性 |
Outline of Research at the Start |
産後の女性の腹圧性尿失禁慢性化予防のため、セルフケアとして新たな運動プログラムの開発と効果を検証する。腹圧性尿失禁の保存的治療として骨盤底筋訓練が推奨されている。しかし、骨盤底筋群は身体内部にあるため認識しづらく女性の27.0%は正しく収縮させられないとの報告があり、効果的な訓練は実施できていないと考えられる。そこで、本研究では、骨盤底筋群と解剖学的に連結している股関節内転筋に着目し、内転筋からのアプロ―チにより骨盤底筋の機能が向上し、尿失禁の改善に繋がるのではないかと考え、産後の女性を対象に股関節内転筋を強化する運動プログラムを実施し、尿失禁症状の改善に有効であるかを明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
産後の女性の腹圧性尿失禁慢性化予防のため、セルフケアとして新たな運動プログラムの開発と効果を検証する。腹圧性尿失禁の保存的治療の第一選択として骨盤底筋トレーニングが推奨されている。しかし、骨盤底筋群は身体内部にあるため認識しづらく女性の27.0%は正しく収縮させられないとの報告があり、効果的な訓練の継続は難しいことが考えられる。そこで、本研究は骨盤底筋群と解剖学的に連結している股関節内転筋に着目し、内転筋からのアプローチにより骨盤筋の機能が向上し、尿失禁の改善につながるのではないかと考え、産後の女性を対象に股関節内転筋を強化するプログラムを実施し、尿失禁症状の改善に有効 であるかを明らかにする。 2020年度は、本研究に関連した情報収集、調査用紙作成などを実施した。 2021年度は、研究の第1段階として骨盤底筋力と股関節内転筋力の関係性を検証するため、「内転外転筋力測定器Ⅱ」ならびに「体外式バイオフィードバック装置」の設備備品を購入し、検者内信頼性の確保のため、各測定器を用いてプレテストを実施した。 2022年度、研究対象施設確保が困難な状況があり、実際のデータ収集に至らず引き続きプレテストを継続した。 2023年度、前年度実施したプレテストを受けて、骨盤底筋力と股関節内転筋力の関係性を検証のためのパイロットスタディの倫理審査の準備を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
「内転外転筋力測定器Ⅱ」および「体外式バイオフィードバック装置」の各機器を用いてプレテストを実施し検者内信頼性の確保に努めている。COVID-19の影響により研究研究協力施設の確保が困難な状況であった年度があり、研究全体として当初の計画より遅れているため。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、研究協力施設の確保ならびに研究対象者のリクルートに努め、各機器を用いデータ収集を行い、骨盤底筋力と股関節内転筋力の関係性を検証するパイロットスタディを実施する。さらに、股関節内転筋を強化するトレーニングの介入研究を実施する上での実験プロトコール作成を行う予定である。
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