Elucidating human prehistory from the South African fossil and osteology record
Project/Area Number |
20KK0162
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Research Category |
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (B))
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 45:Biology at organismal to population levels and anthropology, and related fields
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
諏訪 元 東京大学, 総合研究博物館, 特任教授 (50206596)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 修 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (40244347)
佐々木 智彦 京都大学, 総合博物館, 准教授 (40826244)
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Project Period (FY) |
2020-10-27 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥18,590,000 (Direct Cost: ¥14,300,000、Indirect Cost: ¥4,290,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2023: ¥6,240,000 (Direct Cost: ¥4,800,000、Indirect Cost: ¥1,440,000)
Fiscal Year 2022: ¥5,720,000 (Direct Cost: ¥4,400,000、Indirect Cost: ¥1,320,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 人類進化 / 古人口学 / 南アフリカ |
Outline of Research at the Start |
本研究では、南アフリカの初期人類化石等を主要対象とし、直立二足歩行の出現様式と人類の生活史戦略の時代的変遷について新たに論ずる。特に、南アフリカと東アフリカの初期人類の足骨化石の機能形態学的比較解析により、両地域の初期人類系統において直立2足歩行適応に差異があったかどうか検証を進める。また、研究分担者らが日本で構築してきた古人口学的手法を南アフリカの資料を用いて検証すると共に、南アフリカの先史時代と初期人類化石資料について応用し、長寿傾向等の人口学的特性の進化的深さとその変遷について検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、海外共同研究者との研究協力体制のもとに南アフリカの研究資料を加え、1)足骨の機能形態解析により、直立2足歩行適応の進化過程について明らかにし、2)歯牙の経年変化解析により、現代人的な人口学特性の進化的深さについて検証することを目的としている。2022年度には南アフリカを2度にわたり訪問し、海外共同者のZipfel博士、それとWitwatersrand大学解剖学講座のBillings教授らと同大コレクションの資料調査について協議し、調査を開始した。足骨の研究としては、アウストラロピテクス・セディバの距骨と踵骨のオリジナル化石資料と3次元デジタルモデルを同時観察すると共に他の初期人類足骨化石について比較観察した。セディバ距骨と踵骨については、保存の不十分な関節面箇所等についてZipfel博士と意見交換の上、最終判断した。また、諏訪とZipfelの間で距骨下関節の新たな機能的分析手法について意見交換し、今後の研究方針を向上した。犬歯を用いた古人口学的研究としては、佐々木と近藤がWits大のDartコレクションを閲覧し、本研究において犬歯のCT撮影を実施する対象約300点を選定した。また、Zipfel博士所属の同大進化学研究所のマイクロCT装置を用いたCTデータ取得について協議し、さらには撮影方法について試行し、年度内にCTデータの収集を開始した。臼歯咬耗に関する研究としては、前年度にひきつづき、縄文人の臼歯咬耗について研究を進めると共に、近藤がWits大にて化石人類の臼歯列資料を観察し、咬耗量の推定方法についてZipfel博士と意見交換した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
国内における研究進展は引き続き順調であるが、予定していた南アフリカ共和国Witwatersrand大学訪問を2022年度まで延期することになり、その分、研究が遅れている。2022年度中には、佐々木・近藤が1回、諏訪・佐々木が1回、それぞれWits大を訪問し、標本調査を順調に開始することができた。足骨研究では、Wits大における標本調査とZipfel博士との共同観察と研究協議をもって、アウストラロピテクス・セディバの距骨と踵骨の関節面形状と機能に着目した研究の最終化に進むことが可能となった。古人口学研究では、Wits大学解剖学講座が所蔵する年齢既知の現代人標本群から、古人骨年齢解析の参照となる犬歯標本を約300点選定し、CT撮影を開始した。Wits大訪問延期による遅れは未だ挽回できていないものの、本研究の基礎となるCTデータの収集を着実に進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
足骨の研究については、今までの解析結果の最終化と論文発表に進む予定である。また関連研究として、現代人の骨資料のCTデータ取得を継続し、また、前年度までに取得した霊長類のCTデータ解析をも進め、初期人類の足骨形態の機能評価に役立てる。犬歯歯髄空の経年変化による年齢評価とその古人口学的応用に関する研究については、現代人参照標本のCTデータの取得を引き続き進める。並行して、CTデータから歯髄腔の容積等を計測し経年変化を解析するための基盤となるプログラムの構築を進める。臼歯の咬耗度を用いる研究では、縄文人についての研究成果をまとめると共に、咬耗量の推定と化石人類への応用、評価を進める。
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Report
(3 results)
Research Products
(9 results)
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[Journal Article] Canine sexual dimorphism in Ardipithecus ramidus was nearly human-like.2021
Author(s)
Suwa G, Sasaki T, Semaw S, Rogers M, Simpson S, Kunimatsu Y, Nakatsukasa M, Kono RT, Zhang Y, Beyene Y, Asfaw B, White T
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Journal Title
Proc. Natl. Acad. Sci. USA
Volume: 118
Issue: 49
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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