Research Project
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (A))
急性骨髄性白血病(AML)は高齢者やサブタイプによっては現状の化学療法はもとより近年認可された分子標的療法に対してすら難治性を示す。そのため、AML進展の分子病態に基づいた精密な治療法の開発は重要課題である。近年、AMLの予後不良とMYC遺伝子発現が高い相関を示すこと報告された。しかし、MYCのAMLにおける機能的役割の多くは不明である。本研究では基課題のテーマを発展させ、AML研究の第一線で活躍する米国研究者との国際共同研究を実施する。当地ではAMLの臨床検体や豊富な細胞株、さらにロバストなデータベースを駆使し、MYCを新しい切り口としたAMLの難治性をもたらす治療抵抗性機序の解明を目指す。