Research Project
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (A))
近年接着歯学が発展し、大規模の歯の治療に接着歯科治療が行われる機会が増加している。しかし、治療範囲が大きくなると、接着界面封鎖性の喪失や、歯質ならびに修復物の破壊リスクが高まる。エックス線被曝のない内部非破壊診断技法へのニーズから、申請者らは、良好な物質透過性と空間分解能を併せ持つ、テラヘルツ(THz)波を用いた内部の非破壊観察が可能であることを実証した。今後歯科医療実装へと発展するため、本研究では世界的THzパルス研究グループの研究者らとの国際共同プロジェクトとして、様々なTHz発生装置による異なる周波数のTHzパルスを用いて、接着修復歯の高速・高解3次元非破壊深部イメージングに挑戦する。