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臨床肺移植の予後改善を目指した移植免疫学的研究の新たな展開

Research Project

Project/Area Number 21390359
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Section一般
Research Field General surgery
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

小柴 貴明  京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (60362521)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 伊達 洋至  京都大学, 医学研究科, 教授 (60252962)
板東 徹  京都大学, 医学研究科, 准教授 (20293954)
庄司 剛  京都大学, 医学研究科, 助教 (80402840)
李 頴  京都大学, 医学研究科, 助教 (30437222)
山根 正修  岡山大学, 医学部・歯学部付属病院, 助教 (20432643)
Project Period (FY) 2009 – 2011
Project Status Completed (Fiscal Year 2010)
Budget Amount *help
¥12,610,000 (Direct Cost: ¥9,700,000、Indirect Cost: ¥2,910,000)
Fiscal Year 2010: ¥5,980,000 (Direct Cost: ¥4,600,000、Indirect Cost: ¥1,380,000)
Fiscal Year 2009: ¥6,630,000 (Direct Cost: ¥5,100,000、Indirect Cost: ¥1,530,000)
Keywords移植免疫 / 肺移植 / ヒト / 制御性T細胞 / γδ細胞
Research Abstract

免疫寛容の成立には制御性T細胞が重要な働きをしているとの知見が集積されつつある。従って、制御性T細胞の特異的遺伝子であるFOXP3は免疫寛容のバイオマーカーであるとの考えが一般的である。ところがわれわれは、この考えを根本的に見直し、FOXP3が拒絶のバイオマーカーとしても利用できるのではないかとの着想に基づき、前臨床ミニブタ肺移植モデルで実験を進めてきた。拒絶の際にエフェクター細胞が移植片を攻撃する一方で、制御性T細胞が活性化された免疫を制御しようと働く。臨床的にはこの拒絶の影にかくれた制御性T細胞の動向を捉えることはできないが、FOXP3に注目し、定量PCRを行えば、末梢血レベルで制御性T細胞の動向を捉えることができるのではないかと考えた。この独創的な仮説に基づいて実験した結果、これまで肺移植の急性拒絶を診断する低侵襲の方法としてゴールデンスタンダードであるとされてきた胸部レントゲン写真で拒絶が疑われるよりも早く末梢血のFOXP3レベルが劇的に上昇することが分かった。また、FOXP3レベルが劇的に上昇するにもかかわらず、急性拒絶の古典的なマーカーであるパーフォリン、Fasリガンド、IP-10は有意な上昇を示さなかった。このミニブタで得られた新しい知見を臨床にトランスレートし、臨床肺移植でも末梢血のFOXP3レベルが早期の拒絶の診断に有用であることが示されれば肺移植の予後の向上に大きな貢献をもたらすであろう。

Report

(1 results)
  • 2009 Annual Research Report

URL: 

Published: 2009-04-01   Modified: 2016-04-21  

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